飯田館跡(7月22日~25日)


週のはじまりから猛暑が続いています。南斜面は日当たり強く、気温が37度を超えているため、こまめな休憩など、熱中症予防に注意を払いながら取り組んでいます。


上の方のトレンチから古銭が出土しました。”永”の文字が見られることから、寛永通宝のようです。


奥の方へとフェンスを広げています。斜面は徐々になだらかとなり、平場である曲輪が見受けられます。


馬神昭和新田遺跡(7月21日~25日)


今週も遺構(いこう)の調査を進めました。ピットと呼ばれる小さい穴を丁寧に掘り下げています。猛暑日(もうしょび)は、地面からの照り返しも強いので、とても暑くて大変です。


こちらは別の遺構の調査の様子です。様々な分析をするため、遺構の中の土を袋に回収しています。実は、土の中には昔の人々の暮らしを考えるための大切なヒントがたくさん眠っています。


7月21日には現地説明会を開催しました。暑い中、50人以上の方々が調査成果の説明に耳を傾けてくださいました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。


東原遺跡(7月22日~25日)


連日の猛暑と少雨で調査区の乾燥が進んでいます。2m幅の先行掘りが終了したところで2回目のドローン空撮を行いました。


写真右上を一直線に伸びるのが山形空港の滑走路です。6月23日~27日の調査速報写真と見比べて、調査区全体の土が乾燥で白くなっているのが分かります。


先行掘りの所見を踏まえ、遺物が多く含まれる土層について調査区全体を掘り下げていきます。作業範囲に水をまきブルーシートで覆い蒸らして、本来の土色を確認しながら精査しています。


飯田館跡(7月14日~18日)


今週から本格的に調査が始まりました。遺跡の西端の方から調査を進めていきます。


斜面にトレンチを入れて調査をします。また、掘り出した腐葉土で土のうを作り、足場を安全に固めていきます。


腐葉土を取り除くと固い岩盤が現れました。他のトレンチからも、同様な岩肌が見られます。


馬神昭和新田遺跡(7月14日~18日)


今週は、昔の人が掘ったと考えられる遺構(いこう)の調査を進めました。土器などが見つかる可能性があるので、慎重に掘り下げています。


朝日中学校の1年生が現場の見学に来てくれました。縄文時代の人たちの生活を身近に感じられたのではないかと思います。


東原遺跡(7月14日~18日)


1区では南北トレンチの南端を掘っていきます。深いので土量が多く、湿度も高いので体調に気を付けながら掘り進めていきます。


南北トレンチでは炭や焼けた土と一緒に土器がまとまって出てきています。出てきた遺物は周りをきれいにして写真を撮ります。


道路を挟んだ2区では遺構や遺物が1区と比べて少ない状況です。


飯田館跡(7月8日~11日)


今週から、飯田館跡の発掘調査が始まりました。職員2名、作業員11名で約4か月間の調査に挑みます。地元住民の方々、関係各所の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


調査範囲は館跡の南側斜面になります。災害対策工事を行う前に、これから曲輪や水路跡の調査を行っていきます。


本格的に作業を開始しました。まず草を刈り、道をつくり、境界にネットフェンスを張りました。週末は斜面にタラップを設置したので、安全に昇り降りすることができます。


馬神昭和新田遺跡(7月7日~11日)


今週の調査は、昔の人が掘ったと考えられる遺構(いこう)が残っているかどうかを確認する作業を行いました。ジョレンという道具を使って土の表面をきれいにしていきます。


土の表面をきれいにした後、ドローンを使って上空から写真を撮影しました。黒くみえるところが遺構と考えられる穴で、来週から丁寧に掘り下げていくことになります。何がみつかるのか楽しみです。


東原遺跡(7月7日~11日)


南北方向に先行して掘り下げている2m幅の区画では、調査区の南端で黒色土や褐色土が地盤の上に非常に厚く堆積していることが確認できました。


調査区南側に東西方向の先行掘り区画を新たに設定して掘り下げを進めました。土器の破片などの遺物や溝状の遺構が見つかりました。


交差点を挟んで北側の調査区では、草取りや面整理を行い、遺構や土層の状態の確認を進めました。


馬神昭和新田遺跡(6月30日~7月4日)


今週の調査では、土器が見つかる土の層を観察するための畦(あぜ)の撮影に向けて、清掃を行いました。この畦を観察することで、遺跡の中の土がどのように積もったのか考えることができます。


手ぶれによって写真がぶれないように、頑丈(がんじょう)な三脚にカメラを取り付けて撮影をしています。撮影した写真は発掘調査報告書に掲載(けいさい)されることになります。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research