石匙(いしさじ)が出土しました。
匙とは言っても万能ナイフとして使われていたと考えられます。
延期されていた空中撮影を行いました。
これが撮影に使われるラジコンヘリコプターです。
9月30日(金)をもって森の原遺跡第2次発掘調査が終了しました。
台風による大雨で、調査区はほぼ全面的に冠水しました。
ようやく雨の上がった22日には、作業員総出で排水作業を行いました。
25日(日)調査説明会を行いました。
地元の方が、大勢訪れてくださいました。
5点目の矢じりが出土しました。
白い色がきれいで、土の上でかなり目立ちます。
調査事務所の掃除も大切な仕事です。
荒れた地面をきれいに削っています。
次週の空中写真撮影に向けて大詰めの作業が続きます。
森の原遺跡第2次の発掘調査説明会を開催します。
発掘した遺跡を見ながら、遺構や遺物の解説をします。
ぜひ、多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
発掘調査説明会案内チラシ(PDF 182KB)
案内用地図(PDF 174KB)
森の原遺跡2次:遺物出土状況
調査遺跡:森の原遺跡2次(もりのはらいせき2じ)
日時:平成23年9月25日(日) 午後2時から
場所:村山市大字土生田字道出
地図を表示する
お願い:自家用車・自転車で来られる方は、
係の者の誘導に従って駐車・駐輪してください。
雨天の場合は、調査事務所内での説明になります。
アクセサリーでしょうか?4~5cmほどの石製品です。
割れないように穴を開けるのは大変だったことでしょう。
溝状遺構の断面を観察しています。
中央部で、盛り上がる層状の砂の堆積が確認できました。
遺構の平面図を作成しています。
トータルステーションという測量機器もありますが、状況により使い分けます。
現在、掘り進めている柱穴の一つです。
このくらい柱の痕跡がはっきり見えるものは、あまり多くありません。
4つめの矢じり(石ぞく)が出土しました。
これまで出土したものより一回り大きいです。
仕事の終わりは、道具の手入れです。
こびりついた泥を洗い流し、明日の作業に備えます。
調査区の周りの雑草が目立ち始めたので、この日は草刈り作業から始めました。
暑さもピークを過ぎ、だいぶ仕事がしやすくなりましたが、油断は禁物。
熱中症等には十分気をつけて作業を進めます。
3つめの矢じり(石ぞく)が出土しました。
これまで見つかったものとは、また違った形をしています。
早朝からのこぬか雨が昼前には土砂降りに変わりました。
写真がかすんでいるのは猛烈な雨のせいです。
調査区が見る間に水没していきます。
雨の翌日は排水作業からのスタートです。
調査の進んだ遺跡は、いたるところ穴だらけなので排水も大変です。
無事に排水作業が終わり、ようやく午後には調査を再開しました。
まだまだ土がねばつき移植ゴテに張り付くので、掘るのもなかなか大変です。
あまり遺構・遺物の確認できなかった調査区南東部ですが、掘り下げてみると、
たくさんの土器片の散らばりが確認できました。どれも縄文時代のもののようです。
南東部から出土した矢じり(石ぞく)です。きれいな赤褐色をしています。
長さ2cmほどの小型のものです。
出土した遺物は、測量機器を使って場所や標高を
図面や調査カードに記録していきます。
乾燥しきった地面を削るには、散水機で水をまきながらでないと
クワの歯が立ちません。
草を取ったり白線を引き直したり……。
全景写真を撮るために、最後の仕上げをしています。
調査区内にトレンチを設定し、少しずつ掘り下げながら、
遺構・遺物を確認していきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research