大型の竪穴住居跡を完掘しました。
貼り床を取り除くと凸凹の底面が現れました。
調査終了日は晴天に恵まれました。
冠雪の甑岳(こしきだけ)をバックに記念撮影です。
調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
調査区を南側上空から見た様子です。
水田からつながる低地に溝跡が多く掘られていることがわかります。
空中撮影終了後、竪穴住居跡の貼り床を掘り下げました。
記録作業も大詰めです。測量機器がフル稼働です。
溝跡を掘り上げた様子です。
溝跡が屈曲した部分を一段深く掘り下げ、
水場として利用していたと考えられます。
ここから大量の遺物が出土しました。
平安時代の竪穴住居跡です。
周囲に溝跡が巡ります。
写真奥にはカマド跡が見つかりました。
この時期、午前中は霧が立ち込める日が多くなります。
霧の中で遺構の標高を測る作業をしています。
大量に遺物が出土した溝跡の遺物取り上げが終了しました。
一段深く掘りくぼめられた部分の周囲に杭の痕跡が見つかりました。
斜面部にある火山灰の堆積する土坑を掘り下げています。
他の遺構と同様に十和田火山の火山灰と考えられます。
安定しない空模様が続きますが、
ビーチパラソルで測量機器を保護しながら調査を行なっています。
大型の遺構の掘り下げを始めました。
竪穴住居跡が何棟か重なっているようです。
こちらの竪穴住居跡はほぼ精査が終了しました。
一辺5m程の竪穴住居跡です。
調査もいよいよ終盤です。
掘り下げと記録を並行して進めていきます。
溝跡から土器が出土した様子です。
右下の張り出しは、土を盛って人工的に作られたものです。
竪穴住居跡から須恵器の大甕が出土しました。
出土した状態を図面に記録します。
調査区内の各地点から見つかった火山灰について、
分析のため、試料の採取を行ないました。
溝跡から墨書土器が出土しました。
これまで出土した「縄」の文字の他、「矢田」と書かれた土器も出土しました。
溝跡から土器が出土した様子です。
溝の底には数センチ大の石が敷き詰められていました。
石敷きの上から多量の土器が出土しています。
10月24日、現地で調査説明会を開催しました。
考古学ファンや地元の方、
80人以上の方々に調査の様子を見ていただきました。
竪穴住居跡を掘り下げたところ、火山灰が堆積する土坑が重なっていました。
火山灰は溝跡から見つかったものと同じで、平安時代に降った火山灰と考えられます。
13日、村山市文化財保護審議委員の方々に発掘調査の様子を見ていただきました。
14日には相馬教育長(センター理事長)が視察に訪れました。
火山灰が堆積している溝跡を最下層まで掘り下げました。
大小の石とともに多くの土器が出土しています。
上の写真の拡大写真です。
完形に近い須恵器が多く出土しました。
現在の調査区の南側に調査区を拡張しました。
溝跡が見つかっています。
先週紹介した火山灰の下を掘り下げました。
完全な形の須恵器など、たくさんの遺物が出土しています。
西郷小学校地域探検クラブのみなさんが遺跡の見学に来てくれました。
次々と見つかる土器に歓声が上がります。
溝の試し掘りをしたところから多くの土器が出土しました。
その中に墨で文字を書いた須恵器が見つかりました。「縄」と書かれていると考えられます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research