「上の寺遺跡第2次」カテゴリーアーカイブ

上の寺遺跡第2次(6月16日~6月20日)

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いままで調査を進めてきた2か所の調査区の空中撮影を行いました。
先に調査の終わった調査区はシートを敷いていたため、コケが生えていました。
撮影を前にきれいに掃除をしているところです。

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撮影はラジコンのヘリコプターで行いました。

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先週お伝えした一直線に並んだ穴です。地形に沿ってL字型に並んでいました。
写真左側の土塁と大溝とあわせて、寺院の中の区画として使用されたのでしょうか。


上の寺遺跡第2次(6月9日~6月13日)

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大溝の断面です。中ほどに炭をたくさん含む黒っぽい層が見えます。

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炭を含む層の下の層から古瀬戸の平碗が出土しました。
他に天目茶碗も出土しています。

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ようやく大溝が掘りあがりました。
溝の右側には、直径1mほどの穴が溝に並行して一直線に並んでいます。
詳しくは次週お伝えします。


上の寺遺跡第2次(6月2日~6月6日)

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毎週お伝えしている溝の調査状況です。
3層目から出土した遺物の位置を記録しています。多くの炭や焼けた土などが見つかりました。

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3層目から出土した天目茶碗です(写真中央の茶色の破片3点)。

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土塁のすその部分から石がまとまって見つかりました。上からまとめて捨てられたような状況です。
石に混じって 宝篋印塔(ほうきょういんとう)の相輪部分が出土しました。


上の寺遺跡第2次(5月26日~5月30日)

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先週お伝えした土塁脇の溝をさらに掘り下げました。
陶器や焼けた土、釘などが出土しています。

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上の溝から出土した陶器です。両面に鮮やかな緑色の釉薬がかけられています。

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石がまとまって出土した場所です。
石に混じって宝篋印塔(ほうきょういんとう)が出土しました。


上の寺遺跡(5月19日~5月23日)

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写真左上のサクランボがある部分は、自然地形の尾根を削りだして土塁のようになっています。
この土塁にほぼ並行して幅2mほどの大きな溝が見つかりました。

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溝の一番上の層は大小の石がまとまっている部分があります。
溝を埋めるときに石を投げ込んでいたようです。

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石のそばから中国産の磁器の皿が出土しました。
底の形が碁石を入れる容器に似ていることから、碁笥(ごけ)底の皿と呼ばれています。
遺物の年代から、16世紀頃にこの溝が埋まったことがわかりました。


上の寺遺跡第2次(4月28日~5月2日)

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手前では見つかった遺構に番号を付けて登録しています。
右奥では測量等の基準とするため、調査区内に4mごとに杭を打っています。

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遺構が見つかった様子です。細長い溝の多くは畑の耕作などの新しいものです。
写真奥は昨年度調査の終了した部分です。


上の寺遺跡第2次(4月21日~4月25日)

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上の寺遺跡第2次の調査が始まりました。
昨年度、表土除去・遺構検出まで終わっていた調査区から作業を開始しました。
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今年度から着手する地区では、地形測量を行うための草刈りから始まります。

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昨年度地形測量まで終わっていた調査区では、重機を使って表土を除去します。
調査区の周辺ではサクランボの花が満開です。