上の寺遺跡(5月19日~5月23日)

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写真左上のサクランボがある部分は、自然地形の尾根を削りだして土塁のようになっています。
この土塁にほぼ並行して幅2mほどの大きな溝が見つかりました。

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溝の一番上の層は大小の石がまとまっている部分があります。
溝を埋めるときに石を投げ込んでいたようです。

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石のそばから中国産の磁器の皿が出土しました。
底の形が碁石を入れる容器に似ていることから、碁笥(ごけ)底の皿と呼ばれています。
遺物の年代から、16世紀頃にこの溝が埋まったことがわかりました。