今週は器材撤収の準備を行ないました。
道具を洗浄して運びやすいようにまとめます。
器材をトラックに積み込み、上山の埋文センターまで運搬します。
10月10日で遺構精査や記録等の作業は終了しました。この後調査区の埋め戻しを行ないます。
3年に渡って実施した八反遺跡の現地調査はこれで終了となります。調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
今週は器材撤収の準備を行ないました。
道具を洗浄して運びやすいようにまとめます。
器材をトラックに積み込み、上山の埋文センターまで運搬します。
10月10日で遺構精査や記録等の作業は終了しました。この後調査区の埋め戻しを行ないます。
3年に渡って実施した八反遺跡の現地調査はこれで終了となります。調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
空中写真撮影を実施しました。
溝、柱穴、井戸の配置がよく分かります。
以前出土した鎌と考えられる金属製品の取り上げ作業です。
非常に脆いため、土ごとウレタンで固めて取り上げました。
西郷小学校の6年生のみなさんが現場見学に来てくれました。
「どうして出土した土器から年代がわかるんですか?」など、するどい質問の連発で調査員もたじたじです。
10月5日に現地で調査説明会を開催しました。
古銭の出土した場所について説明をしているところです。
133名の方に参加していただきました。
壺、甕、擂鉢の破片がまとまって出土しました。
越前、珠洲、在地産の瓷器系陶器など様々な産地のものがあるようです。
来週の空中写真撮影に向けて調査区の清掃を行ないました。
調査もいよいよ終盤です。
調査区を東西に横断する溝です。
甑岳の山頂に向かっているように見えます。
こちらは南北に伸びる溝です。
奥には河島山が見えます。
井戸から曲物が出土しました。
井戸の水を汲むために使われたものでしょうか。
調査も佳境です。数多くの遺構で足の踏み場もないほどです。
土坑の底から石臼が出土しました。
上臼の一部のようです。
井戸と思われる遺構の様子です。
途中には粘土の層が厚く堆積していました。
先週五輪塔が出土した溝を完掘しました。
溝の東側(写真右)には多くの遺構が密集しています。
農道下の調査区の精査がほぼ終了しました。
直角に曲がる溝が見つかりました。
幅約2m、深さ1mほどの溝です。
溝のコーナー部分から五輪塔の火輪が出土しました。
何かの意図を持ってここに捨てられたものでしょうか。
農道下の部分の調査区を2面目に向けて重機で掘り下げます。
溝や柱穴など約100基の遺構が見つかりました。
現在調査中のエリアでは井戸が数多く見つかっています。
人の背丈ほどの深さのものあります。
井戸が埋まった様子を確認しました。
上部の黄色っぽい部分は砂が堆積していました。この地が洪水に襲われた際に堆積した可能性があります。
上の井戸から出土したかわらけ(素焼きの小皿)です。直径7cmほどの小型品で、ロクロを使って作られていました。
砂の層の下から出土していることから、洪水の時期を検討する上で重要な遺物になりそうです。
直径1m程の土坑に大きな石がたくさん投げ込まれていました。
右下の石は長方形に加工されているように見えます。
石を取り上げてみると、中世の供養塔である板碑(いたび)の破片が多数含まれていました。
少なくとも5個体の板碑が捨てられていたようです。
別の溝跡から出土した板碑です。
二条の線刻が確認できます。