「山形城三の丸跡第15次」カテゴリーアーカイブ

山形城三の丸跡15次(9月16日~19日)

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大溝を完掘しました。写真撮影も完了。
あとは平面図に記録するだけです。

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3区からは比較的に新しい陶磁器類が出土します。
「木俣牛乳店」というところの「5勺」(1合=10勺)サイズの瓶です。
高級食品だったのですね。

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3区を面整理したところ、怪しい土質変化のラインを確認したので、
サブトレンチを入れて確認作業をしています。
来週も継続して掘り下げを行います。


山形城三の丸跡15次(9月8日~12日)

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軒丸瓦が出土しました。
残念ながら、時期の決め手になる家紋ではなく汎用性が高い一般的な巴紋でした。

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瓦が出土した遺構の完掘状況です。
大溝に平行するような細長い土坑です。
他にも遺構が重複しています。

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大溝の掘り下げもいよいよ終盤です。
残念ながら、時期の決め手になるような遺物は出土しませんでした。


山形城山三の丸跡15次(9月1日~5日)

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5区大溝の掘り下げ作業です。

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大溝の最上層から、独楽(こま)が出土しました。
本体は木製ですが、軸と本体縁が金属製です。

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大溝出土遺物の撮影の様子です。
使用する主力カメラも、ここ数年で中型銀塩カメラから
フルサイズデジタル一眼レフカメラへ移行しました。


山形城三の丸跡15次(8月18日~22日)


3区の遺構検出作業です。
奥の鉄筋コンクリートの建物が建っていた所は、3mほど掘削されていました。
2mも掘ると、河原のようにガラガラと大小の石が出てきます。


5区で検出した南北方向の溝の断面です。
堀ではなく、区画の溝だと思われます。


その溝を埋めるときに、このような大きな石も一緒に埋められていました。
6人がかりで引っ張りだしました。


山形城三の丸跡15次(8月4日~8日)


石組の井戸の完掘状況です。
ガラス瓶が出てきたので、数十年前まで使われていたかもしれません。


土を盛って整地したかのような場所にトレンチを設定しました。
南北方向に伸びる大きな溝跡でした。


隣の3区の表土掘削も行いました。
手前(北側)は建物の基礎で撹乱を受けて状態は良くないようですが、
奥(南側)は残存状況が良い可能性があります。


山形城三の丸跡15次(7月22日~25日)


6区の河川跡土層断面図を作成しました。


5区では遺構の精査を開始しました。


石組の井戸跡です。
廃棄するときに上部の石組を崩したようで、大きな石が出てきました。


調査事務所のすぐ前で、バイクの自損事故が発生しました。
交通安全には気をつけないといけません。


山形城三の丸跡15次(7月14日~18日)


6区のSX6にサブトレンチを入れて、堆積状況を確認しています。


4、5区での遺構検出作業です。釘で遺構のラインを引き、
炭酸カルシウムを水で溶いたもので線を引きます。


奥の4区は建物の基礎でほとんど削平されていましたが、
手前の5区には、江戸時代と考えられるものから近現代の可能性がある物まで
たくさんの遺構が重複しています。


山形城三の丸跡第15次(7月7日~11日)


6区の砂層にサブトレンチを入れて、
堆積状況や遺物の出土を確認することにしました。


一番上の層からは、9世紀頃の土器片が見つかりました。


9、10日は台風に伴う大雨が山形県内で降りましたが、
遺跡は水はけが良い地盤なので、大して雨水がたまることはありませんでした。