大溝を完掘しました。写真撮影も完了。
あとは平面図に記録するだけです。
3区からは比較的に新しい陶磁器類が出土します。
「木俣牛乳店」というところの「5勺」(1合=10勺)サイズの瓶です。
高級食品だったのですね。
3区を面整理したところ、怪しい土質変化のラインを確認したので、
サブトレンチを入れて確認作業をしています。
来週も継続して掘り下げを行います。
5区大溝の上層から、擂鉢、瓦、宋銭が出土しました。
しかし、これがこの溝の年代決定の決め手になるかは今後詳しく調べます。
5区大溝の掘り下げ作業です。
3区の遺構検出作業です。
奥の鉄筋コンクリートの建物が建っていた所は、3mほど掘削されていました。
2mも掘ると、河原のようにガラガラと大小の石が出てきます。
5区で検出した南北方向の溝の断面です。
堀ではなく、区画の溝だと思われます。
その溝を埋めるときに、このような大きな石も一緒に埋められていました。
6人がかりで引っ張りだしました。
石組の井戸の完掘状況です。
ガラス瓶が出てきたので、数十年前まで使われていたかもしれません。
土を盛って整地したかのような場所にトレンチを設定しました。
南北方向に伸びる大きな溝跡でした。
隣の3区の表土掘削も行いました。
手前(北側)は建物の基礎で撹乱を受けて状態は良くないようですが、
奥(南側)は残存状況が良い可能性があります。
本格的に遺構精査作業に入りました。
石組の井戸を半分掘って、土の堆積状況を確認しました。
石組の井戸が使われなくなった後に桶を埋めたものです。
底に栓がありました。
6区の河川跡土層断面図を作成しました。
5区では遺構の精査を開始しました。
石組の井戸跡です。
廃棄するときに上部の石組を崩したようで、大きな石が出てきました。
調査事務所のすぐ前で、バイクの自損事故が発生しました。
交通安全には気をつけないといけません。
6区のSX6にサブトレンチを入れて、堆積状況を確認しています。
4、5区での遺構検出作業です。釘で遺構のラインを引き、
炭酸カルシウムを水で溶いたもので線を引きます。
奥の4区は建物の基礎でほとんど削平されていましたが、
手前の5区には、江戸時代と考えられるものから近現代の可能性がある物まで
たくさんの遺構が重複しています。
6区の砂層にサブトレンチを入れて、
堆積状況や遺物の出土を確認することにしました。
一番上の層からは、9世紀頃の土器片が見つかりました。
9、10日は台風に伴う大雨が山形県内で降りましたが、
遺跡は水はけが良い地盤なので、大して雨水がたまることはありませんでした。