お盆明けの調査区の様子です。大雨の影響で調査区全体が冠水していました。まずは、排水作業から作業開始です。
南側から見た調査区です。手前の黒く帯状に伸びているのが河跡になります。ここからは、木製品が数点出土しています。
調査区東側では、南北方向に伸びる2間×2間の掘立柱建物跡(SB2)が1棟確認されました。
今週も遺構の掘り下げが続きます。土坑の底から木材が出土しました。
遺構の土層断面図を作成している様子です。調査終了まで残り1か月、毎日記録作業が続きます。
一週間のお盆休みをはさんで、8月17日から作業再開です。今週は10区の調査を行いました。
10区の河川跡です。以前紹介した、隣接する8区・9区の河川跡と同一の遺構です。
竪穴住居跡と思われる遺構です。土器が数点出土しており、一個体になりそうなものも含まれています。
<西谷地地区>
溝跡を掘り下げています。このような溝跡が調査区内にいくつもあります。溝跡からは多数の土器片も見つかります。
土層の状況を図面に記録しています。どのような色の土がどのような状態で堆積しているのか、細かく記録していきます。
遺構の掘り下げが終わった場所の記録写真を撮るために調査区内を清掃中です。
写真撮影を行うためのタワーです。良い記録写真を撮るためには必要不可欠なものの一つです。
9区河川跡の掘り下げが終わりました。
土の堆積状況を記録しています。地下水が湧き出るので、水をくみ上げながらの作業です。
8区河川跡の掘り下げにも取りかかりました。背丈以上に深いため、掘り手と運び手とが協力しながらの作業です。
<西谷地地区>
調査区内のどこに遺構があるのか、実際の遺構を20分の1に縮小して、平面図を書いていきます。
調査区北側の東端にある大きな川跡を、少しずつ掘り下げています。土層の状況を確認するため、一部分は掘らずに残します。
上の写真で掘り下げている川跡から出土した遺物です。他にも土器片が数点出土しています。
今週も遺構精査や図面作成・写真撮影といった作業が続いています。これは遺構断面図を作成している様子です。
金曜日に鶴岡北高の2年生が発掘体験に訪れました。まずはじめに遺跡の概要や調査方法など約1時間の講義です。
現場に出て実際に調査を体験してもらいました。遺構を掘るだけではなく、図面作成などの記録作業も、作業員の皆さんと一緒に行いました。
空中写真測量と撮影を行いました。先週までと打って変わって晴天の日が続き、作業も順調に進みました。
今週で調査も終了になります。プレハブ周辺の片付けや発掘道具の整理を行いました。
8月7日を以て玉作2遺跡の調査が終了となりました。関係者のみなさん、ありがとうございました。
今週で表土除去も終了し、本格的な遺構の検出作業に入りました。写真手前では、柱穴が確認されています。
遺構をきれいに検出した後、水で溶いた石灰で遺構の周りをマーキングしていきます。
来週は、一週間お盆休みです。雨の中、ブルーシートを敷いて、休みに備えます。
やっと堀の底まで掘ることができました。地表面から5m以上の深さがあります。残念ながら、次の日雨のため南壁(写真左側)が崩れてしまいました。
5月11日から始まった発掘調査も7月30日で終了です。無事に調査の目的である三の丸を囲む堀跡を確定し、掘ることができました。深くて狭い作業環境の中、黙々と働いてくださった作業員の方々に感謝申し上げます。ちなみに写真は堀の中で撮りました。
調査区の埋め戻しをしています。これまでのいろいろな苦労を考えると、ちょっとさびしい気持ちになります。
いよいよ今週で発掘調査も終わりになります。遺跡の全体像を見るため、ラジコンヘリでの空撮を行いました。
完掘写真を撮影するために、遺跡全体の掃除をしています。
6月29日作野遺跡の調査が無事終了しました。雨や暑い中での作業、本当にお疲れ様でした。ご協力をいただいた皆様、どうもありがとうございました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research