粘土質の土のため、水を撒いた後にシートで養生して柔らかくしてから掘り進めます。
トータルステーションを使って調査区内の1/100の遺構配置図を作成しています。
粘土質の土のため、水を撒いた後にシートで養生して柔らかくしてから掘り進めます。
トータルステーションを使って調査区内の1/100の遺構配置図を作成しています。
先週見つかった折敷(おしき)の下には、曲物が埋められていました。
曲物を折敷で蓋をしていることが分かりました。
折敷を取り外しました。
そっと触れるとコツコツとした固い手ごたえがあります。
直径30cm、高さ15cmほどの曲物には、古銭がぎっしりと詰め込まれていました。
約100枚の銭を連ねた緡銭(さしぜに)がほぼ完全な状態で残っています。
見えている部分で15本ほどの緡銭が確認できます。全体で10,000枚程度の銭があると思われます。
この状態のままセンターに持ち帰り、銭の種類や枚数など、詳しい調査を行なう予定です。
今週は雨の多い週となりました。
調査区に雨水が溜まってしまうため、排水作業からのスタートです。
完掘した遺構の図化用写真を撮影しているところです。
日差しが強いため、影を作って撮影しています。
雨により前日に引いた白線がほとんど流れてしまいました。
排水作業を行い、現場の復旧を行っています。
排水後、表面に溜まった土を片づけ、白線を引き直しました。
6月26日、山形市内の小学校の先生方40名が研修にいらっしゃいました。
三の丸跡をふくむ山形市内の遺跡から出土した遺物にi触れて、みなさん興味津々です。
昨年度の第11次調査区跡を写真パネルで紹介しました。
意外に身近な場所に昔の人々の生活の痕跡が残っていることに気づかれたようでした。
続いて、今週調査が終了したばかりのF調査区の見学です。
立派な石組みの井戸跡を前に「おおっ!」と感嘆の声があがります。
最後に、現在調査中のG-1調査区で遺構検出作業の体験です。
「ジョレン」で薄く土を削っていくと、
溝跡や柱穴跡などの遺構が見えてくるのを実感されていました。
柱穴や溝からは様々な遺物が出土しています。
お膳として使われた折敷(おしき)が出土しました。
溝から鎌と考えらえる金属製品が出土しました。
柱穴の壁面に張り付くように瓷器系陶器のカメが出土しました。
また、柱穴の底面からは擂鉢が出土しています。
いずれも中世前期のものと考えられます。
今週もジョレンを使って遺構検出を行っています。
バックの葉山も雪が融け、夏の訪れを感じさせます。
トータルステーションという測量機器を使用し、
調査区内の遺構や遺物の地点を特定するための表示釘を打ち込んでいます。
粘土層で固いところは移植べらで掘り進んでいきます。
力のいる仕事で大変な作業です。
土層注記(土の色の調査)が終わった遺構から、
掘り残したところを掘り下げていきます。
週の後半にはゲリラ豪雨に見舞われ、調査区が水浸しになりました。
豪雨により調査区に大量の砂が流れ込んでしまったため、
調査区の復旧作業を行いました。
先週に引き続き遺構の検出を行っています。
検出した遺構に白線を引いています。
遺物も少数ですが出ています。
新たにG区の調査に入っています。
F区同様、重機で削ったあと、壁切りと遺構検出を行っていきます。
竪穴住居跡らしき遺構がでてきました。
遺物も出土しています。
中央のものは須恵器の蓋(ふた)のようです。