9月26日に松橋・田向・田向2遺跡の発掘調査説明会が行われました。
およそ70人の方が参加しました。
調査で出土した遺物の説明をしているところです。
みなさん熱心に聞いておられました。
実際に現場で遺構の説明を行いました。
写真は松橋遺跡で検出された掘立柱建物跡の説明をしているところです。
翌日の空撮のために、掘り上がった調査区全体の整備を行いました。
空撮ののち、補足作業を行いました。
測量機器を使って、溝跡の平面図を作成しました。
図面作成の作業も、これが最後です
補足作業では、遺構の写真撮影も行いました。
これで今年度の調査の一切を終えることになります。
田向2遺跡、経塚森遺跡の発掘調査に携わった調査員と作業員全員で、記念撮影を行いました。
今年の異常な酷暑の中、ともに汗水を流し、調査を進めてきました。
8月27日をもって田向2遺跡、経塚森遺跡の調査を無事に終えることになりました。
皆さん、本当にお疲れさまでした。
大型竪穴遺構に残していた土層観察用の東西南北のベルトを掘り下げました。
翌週に行う空撮のために、調査区全体を整備しました。
大型竪穴遺構は、写真の左上側に浅い皿状の土坑があり、
それを埋めたのちに大きく横穴を掘ったようです。
写真の右上には、階段状の段があります。
写真の下側に行くにしたがって、穴がひろがっています。
竪穴状遺構のそばにある、
焼けた土が40cm前後の範囲に集中している焼土遺構について、
その堆積状況の図化を行いました。
この焼土遺構は、焼土と木炭、土器片が
1つの層のなかで混在していました。
大型竪穴遺構のなかの堆積土について、図化しました。
図化は、遺構の東西方向と南北方向の土層について行います。
東西方向と南北方向の堆積の仕方を、それぞれ検討し、
遺構がどのような過程で埋まっていったのかについて調べていきます。
古代の住居跡に堆積した土層を図化し、記録しました。
井戸跡の土層観察のために残していた堆積土を、掘り下げました。
井戸は人為的に埋められたことが、堆積土の観察から判明しました。
大型の竪穴内の土層について、写真撮影を行いました。
竪穴の壁が外側に傾いている、フラスコ状の穴であることが判りました。
戦後に作られたと思われる遺構を掘り下げ、
中の状況をくわしく調べています。
掘られた時期は特定できていませんが、3m×2m程度の大きな竪穴を掘り下げています。
竪穴の埋土は、固くなっており、踏み固められていました。
調査区で見つかった2つ目の井戸跡です。
深さは1.5mほどありました。
本日から、田向2遺跡の遺構精査にはいります。
はじめる前に、遺構の掘り方について説明を行いました。
これまでの力仕事の作業と打って変わって、
細かく、丁寧に遺構内にある土を掘っていきます。
深さ約1.4mの井戸跡に堆積した埋め土を掘り下げました。
底面から湧き出した水をくみ上げながら、掘り下げていきました。
写真手前の溝跡と、その奥の竪穴住居跡について精査を行いました。
溝跡からは、ロクロで成形された土師器が多数出土しました。
住居跡の南西角には、カマドが設置されています。
大きな竪穴(たてあな)の跡を掘っています。
竪穴の壁は、下に向かうにつれて外側に広がっています。
穴の埋め土からは、多数の土師器片が出土しましたが、
まだどのような性格の遺構なのかがわかりません。
竪穴近くにある井戸跡を掘っています。
底はまだ見えてきませんが、ふたたび水が湧き出してきました。
北側の調査区を、ジョレンで薄く削って
遺構を確認する作業を行いました。
ジョレンで面を削る作業は、全員で一斉に行います。
朝の始業前に雨が降っていたので、プレハブ棟の中で準備体操を行いました。
測量の際の基準となる座標杭を、調査区全体に8m間隔で打ち込みました。
その座標杭上に平板(測量機器)を設置し、アリダードと巻尺を使って、
先日検出した遺構のプランの測量を行いました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research