「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

下叶水遺跡(5月22日〜5月26日)


先週お伝えした河川跡は、二つに分かれる沢跡のようです。調査区西側の横川に向かって伸びています。


面整理の作業中、形の良く残った土器が確認されました。埋葬に用いられた甕の可能性があります。


白沼中学校の皆さんが遺跡の見学に来てくれました。出土した石器や土器を手に取りながら、熱心に植松主任の説明を聞いています。


上野遺跡第2次(5月15日〜5月19日)


川跡らしい黒土の遺構が検出されています。検出された柱穴の数はあまり多くありません。


こちらでも川跡らしい黒土の遺構が検出されています。隅丸方形の遺構は井戸跡でしょうか。これからしっかり精査していきます。

平板測量により、遺構配置図を作成していきます。


石畑遺跡(5月15日〜5月19日)


石畑遺跡は河川の段丘上に立地しており、北側は竹藪が生い茂っています。竹藪を刈り取りながら調査区の設定を行いました。


調査区北側A区の作業風景です。便利鍬(じょれん)で慎重に遺構を検出する面をきれいにしていきます(面整理)。宅地造成による攪乱などもありましたが、いくつかの遺構が検出されました。


面整理中に出土した縄文土器の破片です。周囲からも細かい土器片や剥片が見つかっています。


下叶水遺跡(5月15日〜5月19日)


表土除去後、遺構の検出作業(面整理)を行いました。ジョレンという道具を使って表面を薄く、丁寧に剥いでいきます。


調査区南半部の遺構検出状況です。 面整理で遺構面を綺麗にした後、遺構の周りを水で溶いた石灰でマーキングしました。


調査区東側(写真右)で黒い土が帯状に広がる面を検出しました。おそらく河川跡と思われます。また土坑やピット状の遺構群が検出されました。