
羽黒神社西遺跡の第2次発掘調査が始まりました。
初日には、事務所・休憩プレハブにて、発掘調査の
開始式を行いました。

さっそく、今年度に新たに調査する範囲を
バックフォーを使って表土の除去を行いました。

重機で表土を掘削した調査区の整形を行いました。
壁面を整えたり、木や笹の根を切ったり、
切り株の周りの土を除去しました。

表土を除去してすぐに、蛇紋岩(じゃもんがん)という特別な石を素材にした磨製石斧が発見されました。
半分に壊れたものですが、昨年度の調査でも、壊れた磨製石斧がたくさん発見されています。
一方で、製作時のクズや未成品はないことから、ここは磨製石斧を使っていた場所であったことを物語っていると考えられます。

土器の胴体部分につけられた縄文の模様や、
鍋として使われた証拠である、ススの様子などを観察しています。

この日も朝から晴天で、火起こしの条件はばっちり。
次々と着火に成功です。

前半に時間を使いすぎて、弓矢の時間が少なくなってしまいました。
ゴメンなさい。秋の「埋文まつり」に来てくれれば、
たっぷりできますからね!!

国宝土偶「縄文の女神」のふるさと。
舟形町にある、舟形小での出前授業。
縄文時代を学ぶには、うってつけの環境に住む皆さんと
縄文時代のおさらいをしました。

西ノ前遺跡の土器を観察。
縄文の女神以外にもおもしろい土器が
たくさん見つかっているんですよ。

筋の良いみなさん。次々と火起こしに成功しました。
本当に火が付くんだ!と大興奮!

縄文時代のくらしの話を、
メモを取りながら熱心に聞いてくれました。

縄文時代の狩人になった気持ちで、
獲物を狙い矢を射っています。

山一小の子ども達は、火起こしの経験者が多く、
マイギリの使い方が上手でした。
でも、火をつけるのは中々大変です。

まずは縄文時代のくらしについて、おさらいをしながら。
新しく知ったこと、たくさんあったようです。

暑いなか、汗をかきながらがんばりました。
モミギリでの着火に成功した組もいましたよ!

弓矢もどんどん上達し、狙った的を倒せるようになりました。
たくましい6年生たちです。

100名近い多人数でのプレゼンでしたが、
皆さん最後まで静かに聞いてくれました。

イェーイ!うまく割れたよ!!
生のクルミを自分で割って食べるのは、
ほとんどの子にとって初めての経験だったようです。

たかが石のかけらと、侮ってはいけません。
普段は手を焼かせられる校庭の雑草ですが、
ご覧の通り、あっという間にみじん切り状態になりました。

大石田北小では、5年生と6年生と共に、
校長先生(手前の椅子にすわってる方です。)も出前授業に参加してくださいました。

皆で獲物を狙って矢を放ちます。
気持ちは縄文時代の狩人!(6年生)

火起こしは、今と違ってとても大変です。
でも、火をつけるため、みんな一生懸命頑張りました。(5年生)

蔵王第一中学校の2年生、5名の皆さんが、
3日間の職場体験に来てくれました。
これは、「羽黒神社西遺跡」の土器をきれいに
する作業をしているところです。

埋文センターには、全国から年間2000冊以上の
報告書が送られてきます。
分類して書棚に収めるだけでも一仕事。
大きな戦力になってくれました。

数年間、出前授業に使っていた石器たちですが、
今年度は総入れ替えをしました。
役目を終えた石器たちを、倉庫に戻すための
準備作業をしているところです。

3日間の実習の最後に、勾玉作りの研修をしてもらいました。
滑石の勾玉は作ったことがあるそうですが、
コハクを扱うのは皆さん初めて。
その堅さに、少々手間取っていたようです。

本日の点火第1号?
最後のひとがんばりが、着火成功の秘訣です。

動かない的でも、なかなか当たりません。
生きた的なら、なおさら難しかったことでしょう。
昔の人はえらかった。

石の道具を使って、クルミを割って食べました。
これでおなかいっぱいにするには、どれだけ食べればいいのやら……
気が遠くなりそうです。

縄文時代の暮らしを、スライドを見ながら色々聞きました。
初めて聞くこともあって夢中です。

奥に縄文土器、手前に弥生土器。違いが分かるかな?
本物の土器に触れる、貴重な体験です。

縄文人のつもりでクルミの殻を割りました。
実を取り出して、縄文クッキーの材料にします。
うまく、ほじくりだせたかな?
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research