包含層の掘り下げの様子です。土師器の甕(かめ)がまとまった状態で見つかりました。写真や図面などの記録をとるために、遺物の周りの土をていねいに外して形を出していきます。
調査区東側でも土師器の甕がまとまってみつかりました。写真上が口の部分、下が底の部分になり、横に倒れた状態で出土しました。甕の高さは、30cm程と推定されます。
高坏(たかつき)といって、食物を盛りつけ使う器になります。逆さまになった状態で見つかりました。台の部分には、飾りとして丸い穴があいています。
今年度の調査は今週をもって終了となります。今回の調査で、古墳時代前期(約1.700年前)の集落跡を確認することができました。来年度は、集落が広がっている北側(写真左側)の調査を予定しています。このたびの調査に協力してくださった皆様に感謝申し上げます。