作野遺跡第3次調査が始まりました。昨年度の調査区から南西側の市道部分を調査しています。
写真は、調査区の表土(現耕作土)を除去し、遺構を検出した状況です。
写真手前の人が立っている黒い部分が縄文時代の谷跡になります。
谷跡からは、多量の縄文土器や石器、石刀などが出土します。
写真は、谷の深さや層位、遺物量を把握するためのトレンチ(試掘溝)を掘り下げています。
写真手前左角にみえる赤いものがほぼ1個体になる縄文土器です。
谷跡から出土した石刀(せきとう)の柄(つか)の部分です。
石刀は、女性を表す土偶に対し、男性を表現し、お祭りに用いられた道具ともいわれ、
谷跡からは他にも1点出土しています。