羽黒神社西遺跡第2次(7月6日~10日)

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6区のクロボク土層の掘り下げが終わり、その下の4層の地層があらわになりました。多くはありませんが、柱の跡と思われる遺構がいくつか確認されました。

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6区の遺構について半分掘り下げて、遺構に堆積した地層を調べ、遺構がどのように埋没したのかを検討しました。

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昨年度調査を行った、4区東側を延長した範囲の調査を開始しました。調査前に造成された伐採木搬出の山道の跡や2層の地層から、縄文時代中期の土器や石器が沢山出土しました。

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4区拡張区から出土した、玉髄(ギョクズイ)という半透明の岩石を素材として作られた矢じりです。シカの角などの先を押し込んで、小さなカケラを割り取る「押圧」というワザで、丹念に作られており、形が左右均等で、薄い出来上がりとなっていました。おそらく、石器づくりが上手なヒトの手によるものと考えられます。