お盆休みが終わり、今週からは昨年度の調査区の3区と4区の遺構検出作業を行いました。
3区と4区には、それぞれ黄褐色の粘土が盛られた、「盛り土遺構」が発見されていました。写真は3区の盛り土遺構です。この遺構の性格については、まだよくわかっていません。今回の調査で明らかにできるといいのですが…。
地表面を薄く削り、土の色や性質の違いがある部分を若干掘り窪めて、その違う部分が下に続いているかどうかを確認する作業を行いました。いくつか、「穴」と認識できるものがあることを確認しました。
8月19日から20日まで、東北学院大学文学部歴史学科の佐川正敏教授による、2年生を対象とした「考古学実習」が、羽黒神社西遺跡で行われました。実習生は、土の中からたくさん出てくる縄文時代中期の土器片や石器に興味津々のようでした。