鶴ヶ岡城跡第4次(8月8日~12日)


南側の堀岸には、傾斜が急な立ち上がり部分に土留めの乱杭がたくさん打ち込まれていました。堀の傾斜が上がりきったところに敷かれた太く長い横木は、「胴木(どうぎ)」と呼ばれる石垣の基礎材です。


堀跡内の崩落石を検出し、崩落石がない堀跡北側の一部で堀底を確認した状態で2回目の空撮委託を実施しました。撮影直前に調査区全体の清掃を仕上げます。


空撮写真をもとに、堀跡を真上から見た画像を作成しました(上が北)。左側は標高の違いを色分け表示したもので、崩落石が堀底(一番濃い青色)よりだいぶ高く、堀の上層に埋まっていることがわかります。
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