雨の日に遺物の洗浄を行いました。遺物を傷つけないよう気を付けて土を落としていきます。綺麗になった遺物を見て作業員さんもとても満足そうでした。
河川跡から遺物が出土し始めました。これからどんな遺物が出土してくるかとても楽しみです
雨の日に遺物の洗浄を行いました。遺物を傷つけないよう気を付けて土を落としていきます。綺麗になった遺物を見て作業員さんもとても満足そうでした。
河川跡から遺物が出土し始めました。これからどんな遺物が出土してくるかとても楽しみです
C区の河川跡SG160を精査しています。
SG160の遺物出土状況です。炭混じりの黒色土層から、坏や甕など、土師器が出土しています。
SG160から出土した高坏と甕です。
先週に引き続き、E区の川跡を掘り下げています。川の幅は4m〜7mあります。
川跡からは、完全な形の土師器・須恵器が、さらに数点出土しました。中には、文字の書かれた土器も含まれています。
川跡から出土した、曲物(まげもの)の底の部分と思われる丸い板です。このような木製品もたくさん出土しています
調査区東端で拡張した範囲も掘り終えました。現況とは異なる旧来の地形が復元されました
調査が終わりに近づき、これまで使用した機材の片付けや洗浄を行いました。あとは撤収のトラックを待つばかりです。
最終日の朝も濃い霧に覆われました。この時期、米沢盆地では、晴れる日の朝にはよく霧がかかり、時には正午になってようやく晴れる日もあります。
農道部分の遺構を掘り下げました。
農道部分の遺構が掘り上がりました。地元の方の話では熊野大社のある宮内地区に抜ける昔からの道ということでしたが、古い道の遺構は見つかりませんでした。
調査区のいちばん西側から溝跡が検出されました。細い溝は南東を向いており、およそ2m間隔で掘られています。
炭が集中している場所から木製品が出てきました。
柱穴群は全体の掘り下げでアタリの有無を確認後、半截して底面まで下げ、断面図作成の撮影、ポイント測量を経て、完掘作業、平面図作成用の写真撮影と続きます。F区の柱穴は一部を残して完掘作業に入っています。
SB1001の新たに検出した掘り方の精査にはいりました。
調査区完掘の空中写真
今週は、ヘリコプターを使って上空からの遺跡の写真撮影を行いました。
上空からの写真では、調査区中央を斜めに走る川跡や、その両側に柱穴や土坑などの大小の穴が密集しているのが分かります。
県内では少ない縄文時代後・晩期の集落構成が分かる点で、重要な資料となります。
これは河跡(SG1)付近の集落域を真上から撮影したものです。河跡の右側では硬い礫の地盤にもかかわらず、遺構が多く存在します。一方で左側では河跡から離れていくにつれて、遺構が少なくなっていくことが見受けられます。
調査を始めた頃は緑だった山々が、秋の色に変わっています。長かった調査も今週で終了です。ありがとうございました。
今週は現場の引き上げ作業中心です。発掘よりも大変な仕事です・・・。
河跡(SG1)東側の遺構の完掘作業に入りました。ここは石組みの柱穴や土坑が密集しているので、慎重に作業を進めているところです。
土壌の分析のため土を採取している様子です。土の中に含まれる花粉などを調べます。これらは当時の自然環境などを知る手がかりとなります。
今週の水曜日に基督教独立学園の皆さんが遺跡の見学にみえました。出土した遺物の説明に熱心にメモを取ったり、見聞きした遺構や遺物について質問が飛び交いました。