7月2日の週に紹介した、同じ種類とみられる石が東西一直線上に並んでいる遺構です。
拡張してみると、約15mもの長さにのびているようでした。
石器の種類の一つ、くぼみ石が見つかりました。
どんなことに使われたのでしょうか。
ラジコンヘリによる空中写真撮影を行うため、調査区(B区)の面整理を行い、当日に備えました。
全員で調査区の周りの草の除草作業をしました。
三連休中の降雨により、シートで保護した遺構にも、雨水が入ってしまいました。
丁寧に遺構から水をかき出します。
今週も遺構から多くの古銭が出土しました。
まだまだ土の中には多くの古銭が眠っているのでしょうか。
今週も遺構から様々な遺物が見つかりました。
まずは小型の刀です。長さは30cm程です。
石を多く含む遺構の中からは…
写真のような古銭が出てくることがあります。
この遺構からは3枚重なった状態で出土しました。
これは磁器(青磁)の碗のかけらです。
つやが大変きれいで、内側には模様が見られます。
12~13世紀頃のものと考えられます。
A区の東西にのびる溝跡の東側から、完全な形のまま残った「かわらけ」が見つかりました。
「かわらけ」とは釉(うわぐすり)をかけていない皿の形をした素焼きの土器をいいます。
B区からもA区と同じように、集石がたくさん見られます。
写真は同じ種類とみられる石が、東西の一直線上に並んでいる様子です。
先程の集石のすぐ東側からは、やはり同じ種類の石が一面に敷き詰められている遺構が見つかっています。
A区溝跡の断面写真を撮る様子です。
日差しが強い時は、ベニヤ板などを立てて、一面影で覆うようにします。
B区の遺構精査を本格的に開始しました。
断面の様子を知るために、半分ずつ慎重に掘っていきます。
A区の南北、東西に延びる2本の溝跡に関する遺構精査を行っています。
砥石(といし)が出土しました。表面はとてもスベスベしています。
同じ溝跡の中から、他にも2つの砥石を確認することができました。
写真のように、比較的大きな石が積み上げられた状態で現れた部分があります。
目的があって積み上げられたものなのか、どこまで石が広がるのか、
この先の調査も楽しみです。
今週も遺構検出のための面整理を行いました。
A区からは石で作られた矢じりが出土しました。左側はきれいな半透明白色のものです。
同じくA区から、土師器がまとまって出土しました。
接合作業によって、どのような種類で、どのくらいの大きさのものか明らかになりそうです。
B区からは何か所かで古銭が出土しています。
写真のように何枚かまとまって出土することもあります。
先週はA区北側の遺構検出状況を写真に撮りましたが、今週は残った南側を撮りました。
大きな溝跡、大小様々な住居跡が見られました。
遺物包含層の掘り下げを行っています。
上の写真の場所からは、同一のものと思われる須恵器片がまとまって出土しました。
今週も遺構検出を行いました。
写真はA区北東部分の検出状況です。
検出された遺構を一つ残さず、登録していきます。
調査区に雨水がたまると、思うように調査を進めることができません。
水が抜ける道を作ることが必要です。
調査B区(北側)の調査を本格的に始めました。
トータルステーションという測量機器を使いながら、グリッド(格子点)を設定しています。
B区の遺構検出状況の一部です。
土色の変化や遺物の有無等から遺構と思われる部分を判断していきます。
溝跡、土坑等、大小様々な遺構と思われるものが検出されました。
今週から遺跡の北側(B区)を調査する準備を始めました。
すでに、古瀬戸などが見つかっております。
柱穴とみられる遺構が見つかりました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research