「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

馳上遺跡(9月7日~9月11日)

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調査が終了した8区・9区・10区の埋め戻しを行いました。

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7区の面整理の様子です。すでに見つかっている遺構は、石灰を水で溶いて直接地面に線を引いてあります。

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遺構の掘り下げを行いました。写真手前では、竪穴住居跡と思われる遺構、奥では河川跡を掘り下げています。

<西谷地地区>
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調査区北側にある2区画の発掘調査がひと段落ついたので、調査区全体の写真を撮影しました。アルミタワーを建て、高所から撮影をしました。

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これが調査区北西側の全体の様子です。中央に溝跡があり、柱穴も数多く見つかっています。

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調査区北東側の全体の様子です。こちらは暗渠の跡等が目立ちます。柱穴もいくつかありました。


馳上遺跡(8月31日~9月4日)

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市道沿いの、8区・9区・10区の調査が終わりました。

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調査が終了した8区・9区・10区は、9月2日、ラジコンヘリによる空中撮影を行いました。

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残る調査区は、県道1号をはさんで北側(6区)と南側(7区)になりました。写真は6区の面整理の様子です。

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6区の面整理が完了しました。多くの遺構が見つかっています。写真手前と奥、2箇所に四角い土色変化がみられ、竪穴住居跡と考えられます。

<西谷地地区>
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今週は、今まで雨や横にある用水路からの水の流入により、水浸しになっていた調査区南側の発掘調査を再開しました。

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まずは、調査区周辺の雑草を刈り取りました。

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水の流入により、泥に覆われてしまった地表面を一度きれいにした後、遺構の確認を行います。


鎌倉上遺跡(8月24日~8月28日)

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今週から遺構の掘り下げ作業に入りました。遺構の半分だけ掘り下げて、残った半分の土の色や質の違いから埋まった状況や遺構の新旧関係を把握します。

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平板測量で、遺構の配置図を作成している様子です。

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調査区の中央部では、遺物が集中して確認されました。写真手前には、赤彩した土師器の壺が出土しています。


馳上遺跡(8月24日~8月28日)

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先週から継続して、10区の調査を行いました。

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10区のもう一つの河川跡を掘り下げました。

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先週紹介した竪穴住居跡と思われる遺構です。遺構の形や遺物の出土地点など、正確に図面を作成しています。

<西谷地地区>
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数センチだけ掘り下げていた柱穴を、柱痕を含めて半分だけさらに掘り下げていきます。

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半分だけ掘り下げた柱穴です。このように柱穴の断面をきれいにして、柱の太さや深さ等の状況を確認します。

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半分だけ掘り下げた柱穴の断面の状況を記録していきます。ひとつひとつ丁寧に20分の1の縮尺で断面図にしていきます。


鎌倉上遺跡(8月17日~8月21日)

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お盆明けの調査区の様子です。大雨の影響で調査区全体が冠水していました。まずは、排水作業から作業開始です。

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南側から見た調査区です。手前の黒く帯状に伸びているのが河跡になります。ここからは、木製品が数点出土しています。

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調査区東側では、南北方向に伸びる2間×2間の掘立柱建物跡(SB2)が1棟確認されました。


馳上遺跡(8月17日~8月21日)

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一週間のお盆休みをはさんで、8月17日から作業再開です。今週は10区の調査を行いました。

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10区の河川跡です。以前紹介した、隣接する8区・9区の河川跡と同一の遺構です。

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竪穴住居跡と思われる遺構です。土器が数点出土しており、一個体になりそうなものも含まれています。

<西谷地地区>
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溝跡を掘り下げています。このような溝跡が調査区内にいくつもあります。溝跡からは多数の土器片も見つかります。

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土層の状況を図面に記録しています。どのような色の土がどのような状態で堆積しているのか、細かく記録していきます。


馳上遺跡(8月3日~8月7日)

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9区河川跡の掘り下げが終わりました。

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土の堆積状況を記録しています。地下水が湧き出るので、水をくみ上げながらの作業です。

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8区河川跡の掘り下げにも取りかかりました。背丈以上に深いため、掘り手と運び手とが協力しながらの作業です。

<西谷地地区>
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調査区内のどこに遺構があるのか、実際の遺構を20分の1に縮小して、平面図を書いていきます。

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調査区北側の東端にある大きな川跡を、少しずつ掘り下げています。土層の状況を確認するため、一部分は掘らずに残します。

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上の写真で掘り下げている川跡から出土した遺物です。他にも土器片が数点出土しています。


鎌倉上遺跡(8月3日~8月7日)

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今週で表土除去も終了し、本格的な遺構の検出作業に入りました。写真手前では、柱穴が確認されています。

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遺構をきれいに検出した後、水で溶いた石灰で遺構の周りをマーキングしていきます。

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来週は、一週間お盆休みです。雨の中、ブルーシートを敷いて、休みに備えます。


鎌倉上遺跡(7月27日~7月31日)

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表土除去の後に行なう「面整理」の工程です。便利鍬を使って、地面を平らに薄く削り、建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。

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調査区の壁面を鎌を使ってきれいに削ります。これを「鎌かけ」といって、土の堆積状況を確認する時や断面図の作成のため欠かせない作業です。