「お知らせ」カテゴリーアーカイブ

加藤屋敷遺跡発掘調査説明会

加藤屋敷遺跡の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。

日時 平成18年10月27日(金) 午前11時〜

場所 南陽市川樋字加藤屋敷 加藤屋敷遺跡発掘事務所 地図

成果
加藤屋敷遺跡は、奈良・平安時代を中心とする集落跡です。現在まで竪穴住居跡4棟、井戸跡、溝跡、河川跡などが見つかっています。
溝跡や河川跡からは、須恵器(すえき)の坏の完形品や小形の勾玉(まがたま)などが出土しています。また、深さ20〜40cmの遺物包含層が広範囲にわたって堆積しており、多くの土師器(はじき)片や須恵器片が出土しています。その他にも、砥石や木簡と思われる木製品、さらには縄文時代後期から晩期の土器や石器、弥生土器の小壺など多様な遺物が出土しています。
こうした遺構や遺物は、この地域に暮らした人々の居住地域の変遷や生活を考えるうえで貴重な資料となります。

問い合わせ
現場携帯 080-1687-3379
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301


上大作裏遺跡・天王遺跡発掘調査説明会

上大作裏遺跡・天王遺跡合同の発掘調査説明会を開催します。
ぜひご参加ください。

日時 平成18年10月28日(土) 午後1時〜

場所 南陽市大字砂塚字大作前 上大作裏遺跡発掘調査地内(集合場所・駐車場) 地図
南陽市大字漆山字天王字塚原二 天王遺跡発掘調査地内

成果
<上大作裏遺跡>
上大作裏遺跡は、遺跡範囲が東西約320m・南北約80mと推定される集落跡で、旧吉野川の河岸段丘上に立地しています。見つかった遺構は、狩猟のための落とし穴や廃棄穴(土坑)が主で、集落の外縁部にあたると思われます。遺物はその大半が縁辺部の落ち込み内から出土しており、弥生時代中期の土器・石器と、平安時代の土器片が混在した状況で出土しています。
<天王遺跡>
天王遺跡は、奈良平安時代・中世前期を中心とした集落跡です。
調査の結果、溝跡、河川跡、井戸跡、柱穴などが見つかっています。また、地面を方形に掘り込んだ溜め池状の遺構も見つかりました。遺物は奈良平安時代の土師器・須恵器、中世陶磁器、茶臼などが出土しています。今回の調査では、溜め池、溝といった灌漑施設、周辺に所在するものも含めた板碑などの宗教施設など、様々な側面から中世集落の構造を解明する手がかりを得ることができました。

※集合場所・駐車場は上大作裏遺跡です。上大作裏遺跡から天王遺跡まで徒歩(約10分)で移動していただきます。

問い合わせ
現場携帯 090-4631-4332
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301


第2回「センター改革推進プロジェクトチーム」会議実施(9月15日)

前回の会議を受けて、第2回会議では各担当ごとの課題の整理と、課題の解決にむけての見通しを話し合いました。今年度中に解決すべきこと、来年度へ向けて解決の方策を探るべきこと、来年度以降に長期的に課題を整理すべきこと、などを検討しました。特に契約や業務管理を含む改善すべき点については、見直しに着手するなどスピード感のある対応がなされております。プロジェクトチーム構成メンバーは「柏倉俊夫専務理事・小笠原正道局長・船越真知子課長補佐・原田英明主事・長橋至調査研究主幹・山口博之主任調査研究員・黒坂雅人専門調査研究員・伊藤邦弘専門調査研究員」です。職員一人ひとりが意識を新たにすることが最も大切なことであり、加えてPDCAサイクルを活用して業務の改善を推進していくことが必要と考えております。

*PDCAサイクルとは継続的な業務改善を進行するのに有効なマネジメント手法です。P(計画)→D(実行)→C(評価)→A(改善)の流れをらせん状に実施します。


文教公安委員会視察(9月12日)


県議会文教公安常任委員会の委員の方々が視察においでになりました。


鶴岡市矢馳遺跡を視察されました。


日沿道関連事業であることや埋蔵文化財センターの業務内容について説明させていただきました。


あいにくの雨天のため、調査事務所内で説明させていただきました。


調査担当者が古墳時代の土器について説明しています。


雨天の中調査の状況を視察いただきました。


檜原遺跡第1次発掘調査説明会

檜原遺跡第1次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。

日時 平成18年9月15日(金) 午後2時〜

場所 南陽市大字西落合 檜原遺跡第1次発掘調査地内 地図

成果
南陽市の西部・沖郷地区に所在し、遺跡中央を南北に走る上無川の自然堤防上に位置します。
今回は、遺跡の南西部を調査し、中世や近代の遺構・遺物が検出されました。特に南北に走り、L字に屈曲する区画溝からは、中世陶器も出土しています。その他、多数の柱穴が検出されました。
調査区南側の薬研堀以南には多数の建物跡が存在しており、当該地域を支配した有力者の屋敷跡などを想起させます。南側の区画からは瓷器系陶器などの遺物も出土しています。
これらの遺構・遺物は、当市中世史の1ページを飾るもので、以後の当地方の歴史認識に一石を投じる調査結果と言えます。

問い合わせ
現場携帯 090-1939-4341
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301


「センター改革推進プロジェクト」発足

本年8月7日〜10日までの期間に亘り、山形県埋蔵文化財センターは外部監査を受検いたしました。その結果、センター運営の見直しを含む重要なご指摘を受け、当センターではこのご指摘を真摯に受け止め、8月30日に「センター改革推進プロジェクトチーム」を発足させました。今後、課題の洗い出しと改善に努め、引き続き県民に親しまれる山形県埋蔵文化財センターの体制の構築に努力してまいります。


「日本最大級の縄文土器」展 開催中


山形空港2F特設ギャラリーにて「日本最大級の縄文土器」展を実施しました。


目玉は89cmを測る、最上町水木田(みずきだ)遺跡の土器です。


朝早くから熱心な参観者がありました。


報道の方もたくさん取材にいらっしゃいました。


子どもさんとくらべると、やっぱり大きい土器です。


期間は8月22日〜9月18日です。9月16日(土)は空の日のイベントに合わせて、ギャラリートークを実施いたします。


「日本最大級の縄文土器」展

山形県の空の玄関口、山形空港で「日本最大の縄文土器」展を開催します。
今回展示する「水木田(みずきだ)遺跡」は、山形県最上町月楯に位置し、山形県縄文時代中期の代表的な遺跡です。
特に注目すべきは、日本最大級と思われる深鉢型土器です。巨大土器は縁に渦巻きの飾りを持ち、胴体には縄文とともに曲線的な模様が施され、縄文芸術の力強さを今に伝える逸品です。
巨大土器のほか、縄文土器、石器等、発掘調査に関わる写真パネル等も展示しています。是非ご覧下さい。

日時 平成18年8月22日(火)〜9月18日(月)
場所 山形空港ビル特設ギャラリー(山形空港ビル2階)

画像をクリックするとパンフレットを見ることができます


木の下・興屋川原・玉作1・岩崎遺跡発掘調査説明会

日本海沿岸自動車道関係の上記4遺跡の調査説明会を開催します。
ぜひご参加下さい。

日時 平成18年8月27日 午後1時〜4時(予定)

場所 日本海沿岸自動車道関係遺跡合同発掘調査事務所(鶴岡市矢馳) 地図

成果
木の下遺跡は縄文時代と中世の遺跡です。昨年度の調査に引き続き、中世の館跡の遺構が検出されました。
興屋川原遺跡は古墳時代と平安時代の遺跡です。昨年度の調査に引き続き、平安時代の掘立柱建物跡が整然と立ち並ぶ様が検出されました。
玉作1遺跡は古墳時代の遺跡です。昨年度の調査に引き続き、古墳時代の遺構・遺物が見つかっています。
岩崎遺跡は古墳時代と平安時代の遺跡です。平安時代の掘立柱建物跡が立ち並び、木枠をもつ井戸も見つかっています。出土遺物には勾玉、管玉、硯、斎串などが見られます。

備考
今回の調査説明会は、各遺跡の現地事務所・駐車場が狭小なため、総合発掘事務所に集合して、全体の説明した後、ワゴン車に乗り合わせて各遺跡をめぐって説明を行ないます。

問い合わせ
現場事務所 0235‐23‐6171
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301