16日現地説明会を行いました。寒い中ながらもたくさんの質問が飛び交いました。天王遺跡は19日をもって調査を終了しました
天王遺跡は遺構の掘り下げをほぼ終了しました。これは遺跡の全景写真です
中世の柱穴から礎板が出土しました。今回見つかったものは薄さ数ミリから20cm近いものまで様々でした。
竹製と見られる桶のタガが見つかりました。井戸跡と見られる遺構からの出土です。
桶のタガの取り上げの様子です。崩れやすい遺物の取り上げ方法を工夫しています
ようやく井戸枠全体を掘り出しました。井戸枠は3段の曲げ物で作られ、高さ1mほどです。底からは現在もこんこんと水が湧いています。
井戸枠の下段を遺構から取り上げている様子です。上段部分は半分ほど崩れていましたが、下段部分は腐食がほとんど見られず良好な状態でした。
天王遺跡では柱穴が多数確認されています。順次記録をとっていきます。
この井戸枠は、深さ数十cmありそうです。
今週は柱穴の調査が中心となりました。ほとんどの柱穴は腐ったり抜かれたりして柱は残ってないのですが、いくつか柱が残っているものがあります。
今週調査した井戸跡です。井戸の底にはしっかりと曲物が残っていました。井戸を閉鎖したことを示す様に大きな石が数個入っていました。
遺構にさしている箸は「この遺構の図面をとってください」というサインです。
井戸跡から漆器椀が出土しました。木地は劣化して少々柔らかくなっていましたが、ほぼ原型をとどめています。
別の井戸跡の底からは曲げ物が半分ほど残った状態で出土しました。
中世の溝から、文字が書かれていると思われる板(木簡)が出土しました。
コの字型に廻る溝の部分を調査している様子です。
大溝からはすり鉢などの陶器などが出土しています。この溝の土は堅く締まっていて、掘り下げるのが大変です。
お盆休みの間に隣の畑のひまわりが人の背丈よりずっと大きく育ってました。
38m×25mの方形に廻る溝を調査しています。作業員さんは横一列に並んで掘っています。
立秋翌日の現場上空の様子です。連日30度を超えていますが、雲は秋の様相です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research