
南区の遺構を調査しました。調査区南端部で半分だけ発見された大型の竪穴住居跡です。平面形は直径約5mの円形で、埋土から土器や石器がまとまって出土します。残り半分は調査区外に広がります。

断面が下膨れ状の直径1m、深さ1mほどの貯蔵穴で、埋土の地層を調べるために半分掘った状態です。上層から縄文土器がほぼ完全な形で出土しました。

土器の形などから急須形をした注口土器が横倒しになった状態のようです。小さな円形の突起は底の台と考えられます。

先週に引き続き、記録作業を進めています。断面図を作成しているところです。

土坑を完堀しました。この遺構から・・・。

この様な石製品が出土しました。右側に穴を開けようとした痕が見られます。玉作という遺跡名にふさわしい遺物が出ました。

梅雨の季節です。どんよりとした空が広がっています。鳥海山も裾がわずかに見えるだけです。

遺構検出が続いています。カンナをかけるように地面を削り、遺構を見つけ出す「ジョレンがけ」です。熟練の技が求められます。

見つかった遺構の平面図を作成しています。遺構平面図は、発掘調査を進めていくうえで必要不可欠なものです。

1~6区の調査が完了しました。

空中撮影に向けて、調査区内をきれいに整えました。

6月26日にラジコンヘリによる空中撮影を行いました。来週からは、新たな区域の調査を開始します。

今週前半で調査区全体の遺構検出が終了しました。手前の南区に縄文時代の黒土の遺構が多く見られます。

検出した遺構の掘り下げをしています。土の色を見ながら慎重に掘っていきます。

遺構の掘り下げは土を柔らかくしてから行います。

今週から遺構の調査が始まりました。それに伴って記録作業も忙しくなってきました。

遺構の図面記録と同様に写真での記録も行っています。この様にフイルムカメラを使用します。

この日は明け方に大雨が降りました。調査区内の排水作業を行いました。

調査区隣の田んぼにカモメが飛来しました。海が近いことを実感させてくれます。

6月25日には、余目第一小学校の6年生が発掘体験にやってきました。晴天の下、作業員と協力しながら一緒に遺構検出を行っています。

脚立の上では、カメラの角度を調整しています。調査区では、面整理をしています。準備が整ったら、11区の遺構完掘状況の写真撮影に入ります。

5月28日から6月24日まで、11区の調査を行いました。

6月25日、発掘調査で使用した器材を、トラックに積み込んでいます。この日は、山形市で日中の最高気温31.2℃を観測しました。

5月14日から始まった、山形市春日町での山形城三の丸跡の第7次発掘調査は、6月25日に無事終了しました。ご協力をいただいた皆様、どうもありがとうございました。

大きな石組の下から小さな石組の遺構が2段出てきました。馬見ヶ崎川の度重なる氾濫により壊された堀跡を修復するため、護岸工事をした跡と思われます。

調査区西側の3層目の地層から、江戸時代の物と思われる陶磁器が大量に出土しました。

今週も1個体の縄文土器がつぶれた状態で出土しました。

焼土が検出されました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research