ようやく草刈りが終了し、調査前の状況を撮影しました。
先々週の写真と同じ場所とは思えません。
中央の道の両脇に、多くの平場が連続しています。
これから山形はさくらんぼのシーズンです。調査事務所のある慈恩寺の駐車場には、多くの観光バスが停まります。
発掘の様子を知っていただくため、このページを印刷して壁に貼ることにしました。
今週も草刈作業が続きます。草刈りをすると、複雑な段々の地形が見えてきました。
斜面の部分は階段状の地形になっています。この地形がいつ頃作られたものなのか、調査が進むにつれて明らかになるでしょう。
ちり一つ落ちていないほど(?)きれいになりました。地面を掘り下げる前に、まずはこの地形を記録します。
上の寺遺跡は、重要文化財の薬師三尊や十二神将などで有名な、寒河江市の慈恩寺にほど近い場所に位置しています。
写真は元和4年(1618)年に再建された慈恩寺本堂(重要文化財)です。
今年度の調査区は、慈恩寺本堂から東へ約500m離れた場所にあります。周囲はさくらんぼ畑が広がっています。
ここに農道が建設されることになったため、発掘調査を行なうことになりました。
斜面や耕作が放棄された畑は草や木が生い茂っています。
まず地形を測量するために、草刈りから調査が始まりました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research