全ての遺構の調査が終了しました。
最後にラジコンヘリで空中から写真撮影を行いました。
発掘に使った機材をトラックに積み込んで撤収します。
出土した板碑を囲んで記念写真です。
調査にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
来年度の2次調査をお楽しみに。
A2区の全景です。道路の左側が土塁です。
地山を削りだした平場や溝などが見つかりました。
21日に調査説明会を開催しました。
出土した遺物の説明に、地元の小学生(寒河江市立醍醐小学校5・6年生)も熱心に耳を傾けてくれました。
時折雨の降るあいにくの天気でしたが、約140人の方に参加していただきました。ありがとうございました。
斜面部のトレンチ調査の様子です。
これまで設定した6本のトレンチでもっとも長いトレンチになりました。
大型の遺構で見つかった焼土の断面です。
酸化して赤くなった部分と、還元で黒っぽくなった部分があります。
大型の遺構がほぼ掘り上がりました。
石や焼土などが多数出土したため、何度も記録を取りながらの調査でした。
10月9日に調査説明会を実施しました。多くの方々が来てくださいました。出土した遺物を説明しています。
調査した遺構について説明しています。
10月12日に発掘器材をトラックに積み込んで、調査が終了しました。
谷部分の掘り下げを行いました。現在の地形の段々畑とは異なった段差が見つかりました。
大きな段差の中に階段状の小さな段も見られます。
谷部分の土の堆積した様子を調べました。徐々に谷が埋まって言った様子がわかります。
斜面部分のトレンチ調査の様子です。耕作土のような黒い土が厚く堆積し、整地の跡は見られませんでした。
寒河江中央地区農免農道整備事業の概要はこちらからどうぞ。
遺構を保護するために、調査区全面をシートで覆いました。
シートを外した調査区の全景写真です。掘り下げは全て終了しました。
10月3日にはラジコンヘリコプターを飛ばして、空中写真撮影を実施しました。
10月4日は報道機関へ調査内容の事前公開を行いました。
石がたくさん出土した遺構です。人の頭ほどの大きな石やこぶし大の小さな石など様々な大きさの石が出土しました。
上の遺構のアップです。石の下に焼けた土が見つかりました。焼けた土の下にも石があるようです。
斜面部分のトレンチ調査の様子です。ゆるい斜面に石が敷き詰められていました。
調査区の南側から古墳時代の畑の跡を検出しました。細い溝状の区画が耕作の跡です。
長かった調査もいよいよ終盤です。調査区内の掘り下げが終了し、作業は若干の遺構調査と図化作業、写真撮影を残すのみとなりました。
土塁脇の調査区の調査が終了しました。写真右上の部分が土塁です。
土塁に直交する溝が見つかりました(写真中央)。
溝は土塁にぶつかる部分で途切れていました。土塁と同時期、または土塁が作られた後に溝が掘られたと考えられます。
土層の観察から、新旧2時期の溝があることがわかりました。掘りなおされた新しいほうの溝から、石塔が出土しました。
板碑・宝篋印塔(ほうきょういんとう)・五輪塔(層塔?)が出土しました。
左の板碑は60センチ程の大きさです。
寒河江中央地区農免農道整備事業の概要はこちらからどうぞ。
調査もいよいよ終盤を迎え、現在調査区南側の古墳時代の下層面を掘り下げています。
古墳時代の下層面では畑のうねと思われる溝状の遺構が検出されました。
調査区南側で検出された古墳時代の浅い土坑ですが、全面に炭が認められ、火を炊いた跡と考えられます。
先週クルミの収穫状況をお伝えしましたが、現在洗って乾燥しているところです。これからセンターの様々な活動に利用されることでしょう
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research