「2010(H22)年度」カテゴリーアーカイブ

東熊野苗畑遺跡(7月26日~7月30日)


いよいよ重機を使って、調査区の表土除去が始まりました。
作業員の皆さんも、張りきって面整理作業に取り組みます!


調査区の河川跡から、さっそく須恵器の破片が出土しました。
これからの調査に期待が高まります。


調査区の外周を線掘りした際に数点の土器片が出土したので、
その周辺に手掘りしたトレンチ(T23)の調査も並行して進めます。
移植コテを使って、慎重に掘り進めます。


新しいトレンチ(T23)からは、土器や石器の破片がまとまって出土しました。


清水遺跡(1)(7月26日~7月30日)


斜面部分の調査区の遺構検出を行ないました。
長さ6mほどの長方形の遺構が重なりあって見つかりました。平安時代の遺物が出土しています。


遺構検出が終わった調査区には4mごとに釘を打ち、測量や遺物取り上げの基準とします。


釘にはその場所を示す記号を書き込みます。
この10桁の記号から、山形県内でのこの点の位置を知ることができます。


田向2遺跡(7月26日~7月30日)


戦後に作られたと思われる遺構を掘り下げ、
中の状況をくわしく調べています。


掘られた時期は特定できていませんが、3m×2m程度の大きな竪穴を掘り下げています。
竪穴の埋土は、固くなっており、踏み固められていました。


調査区で見つかった2つ目の井戸跡です。
深さは1.5mほどありました。


西谷地b遺跡(7月26日~7月30日)


メジャーと箱尺で測量用の方眼を組み、平面図を作成します。


川跡を掘り下げています。写真中央に流木があります。
湿度が高く風が吹き込まない場所なので、気温が上がると大変な作業です。


現在調査中のA・B区の表土を除去した際の土砂を重機で撤去しています。
土砂の下のC区を調査する準備が進んでいます。


馳上遺跡(7月26日~7月30日)


この時期は草がよく伸びます。
除草作業も大切な環境整備の一つです。


12区で検出された掘立柱建物跡の精査をしているところです。
大人一人が入ってしまうほどの大きさです。


14区で検出された掘立柱建物跡です。
12区(上の写真)で検出されたものの続きであると考えられます。


高瀬山遺跡(7月26日~7月30日)


J12トレンチの遺構掘り下げの様子です。
この日も相変わらず蒸し暑い日でした。


J15トレンチから出土した旧石器時代に使われたと思われる石器が出土しました。


上の写真を引いて撮影しました。
竹串の位置に石器の剥片が散らばって出土しました。
そのため、このあたりは石器を加工した場所だと思われます。