調査区の中央部に3階立ての足場を組み、調査区南半分の全体写真を撮影しました。
検出した遺構の分布を図面に記録しています。
調査区南側の遺構検出に入りました。今週は好天が続き、作業は順調に進みました。
南側の調査区では、西側の範囲で柱穴や土壙などの遺構が数基確認されました。
遺構をきれいに検出した後、溶いた石灰で遺構の周りをマーキングしています。
調査区奥の部分に掘ったトレンチ(調査用の溝)の断面図をとっています。高低差が4m近くもあるため、3段階に分けて測量しています。
調査区中央部分から、へら状石器が出土しました。へら状石器は、木や骨を切ったり、皮をなめしたりする道具として使われていたと考えられるものです。
天気のいい日には、調査事務所からきれいな鳥海山が望めます。
調査区の範囲をはっきりさせるため、周りの壁切り作業を行いました。
壁切りを行ったところ、石器を剥ぎ取った残りの部分コア(石核)が見つかりました。
雨が朝から降り続いたため、調査区には入らず、事務所の周りと国道344号沿いの除草作業などの環境整備を行いました
先週に引き北半部の面整理作業の様子です。東西に伸びる溝状の遺構が検出されました。
柱穴跡と思われる遺構から須恵器甕の破片が出土しました。
表土除去の後におこなわれる「面整理」と呼ばれる工程です。便利クワという道具を使って、地面を平らに薄く削り、建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。
調査区北端では、赤線の範囲で遺物が数点確認されました。今後の調査でどのような結果が出るか楽しみです。
遺跡や出土した遺物の位置を正確に記録するため、基準となる杭を10m四方に打っているところです。
重機による表土除去と平行して、面整理が始まりました。
1回目の面整理をしたところ、おとし穴らしき遺構が数基見えてきました。
表土除去が終わり、基準点測量と調査区内への杭打ち作業も始まりました。
発掘調査が5月12日から始まりました。まずは、発掘調査の拠点となる現場事務所の環境整備を行いました。
写真中央が下大曽根遺跡になります。調査区は南北に長く伸びており、面積が約6000㎡と広範囲です。遺跡からは、出羽富士とも呼ばれる鳥海山が青空に映えているのが見られました。
土色の変化や土質の違いに注意しながら、遺構の検出面まで、重機を使って表土を剥ぎ取ります。
調査区の全景です。これからいよいよ発掘調査に入ります。
重機が入る前に、調査区外周の試しの線掘りを行いました。奥の方に見えるのが真室川中学校です。
いよいよ調査区に重機が入りました。表土除去作業の開始です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research