「村山地方」カテゴリーアーカイブ

東熊野苗畑遺跡(7月26日~7月30日)


いよいよ重機を使って、調査区の表土除去が始まりました。
作業員の皆さんも、張りきって面整理作業に取り組みます!


調査区の河川跡から、さっそく須恵器の破片が出土しました。
これからの調査に期待が高まります。


調査区の外周を線掘りした際に数点の土器片が出土したので、
その周辺に手掘りしたトレンチ(T23)の調査も並行して進めます。
移植コテを使って、慎重に掘り進めます。


新しいトレンチ(T23)からは、土器や石器の破片がまとまって出土しました。


清水遺跡(1)(7月26日~7月30日)


斜面部分の調査区の遺構検出を行ないました。
長さ6mほどの長方形の遺構が重なりあって見つかりました。平安時代の遺物が出土しています。


遺構検出が終わった調査区には4mごとに釘を打ち、測量や遺物取り上げの基準とします。


釘にはその場所を示す記号を書き込みます。
この10桁の記号から、山形県内でのこの点の位置を知ることができます。


田向2遺跡(7月26日~7月30日)


戦後に作られたと思われる遺構を掘り下げ、
中の状況をくわしく調べています。


掘られた時期は特定できていませんが、3m×2m程度の大きな竪穴を掘り下げています。
竪穴の埋土は、固くなっており、踏み固められていました。


調査区で見つかった2つ目の井戸跡です。
深さは1.5mほどありました。


高瀬山遺跡(7月26日~7月30日)


J12トレンチの遺構掘り下げの様子です。
この日も相変わらず蒸し暑い日でした。


J15トレンチから出土した旧石器時代に使われたと思われる石器が出土しました。


上の写真を引いて撮影しました。
竹串の位置に石器の剥片が散らばって出土しました。
そのため、このあたりは石器を加工した場所だと思われます。


作野遺跡(7月20日~7月23日)


調査区中央~北部の岸辺(平場)の遺構の掘り下げを行いました。
岸辺の遺構は、写真手前の谷から約5m~10mの間が希薄で、
その北側(写真中央~奥)に、大型の柱穴や土坑が確認されました。


調査区北部の土坑から出土した、蜂の巣状の窪みがある凹石(くぼみいし)です。
凹石は、一般にドングリやクルミなど堅果(けんか)類を割るのに用いられ、
大きさが10cm~15cmの川原石で、窪みも1個か2個あるのが大半です。
今回の出土品は、大型で窪みの数も多く、一般的なものと異なります。


縄文時代の谷跡の出土品です。新潟県糸魚川産の緑色のヒスイ製の玉です。
玉の中心に約3mmの孔(あな)が開けられ、首飾りなどの装飾品と考えられます。


沼田2遺跡(7月20日~7月23日)


調査区西側の一区画は、水が絶えず湧きだしています。池や沼があったようです。
泥を掘っていくのは大変ですが、長靴着用で作業を進めます。


切り株を撤去する作業の様子です。
土がめくれないように注意して根を切り、キャリアダンプに乗せて移動させます。


遺構に番号を付けています。
土色の変化を見逃さないように、遺構を検出します。


北原4遺跡(7月20日~7月23日)


今週も重機による表土除去が続いています。
調査区内には1.5m以上の堆積土が確認される場所もあります。


今週は雨がまったく降りませんでした。
強い日差しと高温によって地面が乾燥するので、
水をまきながら調査を進めています。


雨や夏の強い日差しから遺跡を保護するためにブルーシートを敷いています。
見つかる遺構も増えてきました。