竪穴住居跡の土層の堆積状態を確認しています。
検出した遺構の平面図を作成しているところです。
発掘調査は掘るだけでなく、正確な作図作業がとても重要になります。
こちらは遺構の高さを記録しているところです。
今年から、初めて発掘調査に参加した作業員の皆さんも、
だいぶ作図作業に慣れてきました。
左側の遺構は壁が焼けており、底に炭が堆積しています。
焼けた骨が出土したことから火葬遺構と考えられます。
右側で十字に掘っている部分は、固く締まった土が
周囲よりやや高く盛り上がっています。
高くなった部分を掘り下げると、その下から大形の骨片が多数出土しました。
火葬遺構に関連する遺構と考えられます。
長さ2mほどの範囲に石が集中している遺構が見つかりました。
写真中央部から古銭が出土しました。
6枚の古銭が重なった状態で見つかったことから(六文銭)、
この遺構はお墓の可能性があります。
農道を挟んで南側のB区の精査を行っている様子です。
B区溝跡の掘り下げを行っている様子です。
写真は竪穴住居跡です。写真撮影に備えて全体をきれいにしています。
早朝からのこぬか雨が昼前には土砂降りに変わりました。
写真がかすんでいるのは猛烈な雨のせいです。
調査区が見る間に水没していきます。
雨の翌日は排水作業からのスタートです。
調査の進んだ遺跡は、いたるところ穴だらけなので排水も大変です。
無事に排水作業が終わり、ようやく午後には調査を再開しました。
まだまだ土がねばつき移植ゴテに張り付くので、掘るのもなかなか大変です。
山の斜面にある炭窯跡の検出作業を行っています。
くぼんでいる部分で炭を生産していたと思われます。
検出した炭窯跡の写真撮影を行いました。上部に炭化物が集積しています。
カマド跡を掘り下げているところです。中から土師器(はじき)が出てきました。
この週は東側にある住居跡の一つを完掘しました。
測量機器(トータルステーション)を使って図面を作成しています。
8月18日には、駒籠楯跡調査検討委員会、大石田町教育委員会、
山形県文化財保護推進課の方々が視察に見えられました。
井戸跡の断面です。いつの時代の井戸でしょうか?
サブトレンチの中に大きなヒキガエルがいました。
お盆休み中に伸びた雑草を刈り、後半の作業に備えます。
奥に見える山は、古墳があることでも知られる河島山です。
遺構の掘り下げを行ないました。古墳時代の遺物も出土しています。
河島山古墳との関連が注目されます。
住居跡をていねいに掘り下げています。
中央に張った水糸の間を残し、土を取り除きます。
V字型の溝跡です。1m程の深さがあります。
集落の近くに配置されていました。
測量機器(トータルステーション)を使い、遺構の形を正確に測っています。
今週は35℃を越える猛暑の中での作業になりました。
黒ボク層の上面で検出した遺構を精査した後、
さらに慎重に掘り下げていきます。
9世紀代の竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)です。
白色の土は10世紀初めに噴火して積った火山灰と思われます。
別の住居跡からは、土器がひっくり返った状態で出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research