長さが1.5mほどの小判型をした遺構です。中央に土層を観察するためのベルトを残して掘り下げたところ・・・
中からは縄文時代の土器片と、13点ものヤジリがまとまって出土しました。
木曜から金曜日にかけての雨で、調査区内は水浸しになってしまいました。まずは溜まった水の排水処理から始めましたが、これから梅雨に入ると連日行わなければなりません。
調査区の全体が見えてきました。雨の合間をぬって遺構検出を行います。
今週から遺構の遺構の掘り下げ作業に入りました。移植ベラで遺構を慎重に掘り下げていきます。
写真のように遺構の半分を掘り下げて、土の埋まり方や出土する遺物などから遺構の性格を探ります。
溝跡(SD4)からは、下駄が1点出土しました。
A区の面整理を完了し、検出した遺構に線引きしました。奥に見えるのは岩部山です。
今週からやっと遺構の掘り下げに入りました。まずはB区から取り掛かっています。
B区東側には土坑群と井戸跡が検出されています。遺物は出土していませんが、井戸跡最下層からクルミが検出されました。
遺構検出面から数点の土器が出土しています。これはその中でも遺存状況が比較的良いものです。二つの土器が重なり合っているように見えます。
今週は晴天が続き、夏を思わせる気候でした。それでも調査区から見える飯豊山系はまだ雪を冠っており、空気の澄んだ日には山並みが非常に美しくみえました。
重機による表土除去の際、方形に廻る溝から出土した遺物です。古代須恵器の横瓶(よこべい)で、頸部と体部の一部のみが出土しました。
土の色の違いをみながら、地面に遺された痕跡(遺構)を探していきます。今週は特に前半が好天に恵まれ、順調に作業が進みました。
調査区の全景です。ここには3~4棟の竪穴住居跡があるようです。手前に見える仮設道路を移設するため、写真奥(北側)を先行して調査していきます。
見つかった遺構は慎重に掘り下げていきます。調査区の北側では、主に縄文時代の土器や石器が出土しました。
遺構が少しだけ見えてきました。まだまだ全体の形がわかるまでには時間がかかります。
中央に柱穴群が見えます。これから、建物跡となる組み合わせを確認していきます。
B区の遺構配置図を作成するために、平板測量を行いました。
A区の表土除去および面整理作業が一段落しました。画像の左下(北東方向)は、黒色粘土質の層になっていて、水が染み出して来ます。
1区北の遺構検出状況です。 面整理で遺構面をきれいにした後、遺構の周りを溶いた石灰でマーキングしました。
記録作業の様子です。平板測量で、調査区の平面図を1/100スケールで作成していきます。
調査区北壁の土層断面図を作成している様子です。この区域は一段と深く、地表より1.5m下になります。
今週から重機による表土除去が始まり、ほぼ円形に廻る溝跡が確認されました。
今後の調査でどのような結果が出るか楽しみです。
天王遺跡では現在までに古代の須恵器・土師器や、中世の陶磁器が出土していますが、その数はあまり多くありません。
写真の遺物はトレンチ掘りの際出土した磁器です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research