中世の柱穴から礎板が出土しました。今回見つかったものは薄さ数ミリから20cm近いものまで様々でした。
竹製と見られる桶のタガが見つかりました。井戸跡と見られる遺構からの出土です。
桶のタガの取り上げの様子です。崩れやすい遺物の取り上げ方法を工夫しています
今週から天矢場遺跡後期調査が始まりました。2台の重機で表土を除去していきます。
D区の遺構を検出していきます。
4区北側の大溝跡は、土層観察用のベルトを残し、ほぼ掘り下げが完了しました。記録作業後にベルトの掘り下げに入ります。
大溝跡のベルトを掘り下げていくと、覆土の上面から下駄や刀の鍔(つば)が出土しました。
前の写真で出土した刀の鍔(つば)(RM164)です。直径5cm程で、透かしや彫刻等の装飾はみられませんでした。
重機械による表土除去も完了し、面整理の作業に入りました。作業員が横並びになり、慎重に薄く土を削っていきます。
下屋敷遺跡は、住宅地に抜ける道路の付け替えのため、北側部分を先行して調査しています。この範囲では、溝跡や井戸跡と思われる遺構が検出されています。
ようやく井戸枠全体を掘り出しました。井戸枠は3段の曲げ物で作られ、高さ1mほどです。底からは現在もこんこんと水が湧いています。
井戸枠の下段を遺構から取り上げている様子です。上段部分は半分ほど崩れていましたが、下段部分は腐食がほとんど見られず良好な状態でした。
9月26日遺構測量(空中写真撮影)を行いました。
縄文時代の竪穴住居跡です。出土土器から、時期は後期と考えられます。中央に炉跡があります。
F区の全景写真を撮影し、2ヶ月半の遺跡調査を終了しました。手前が縄文時代の住居です。
先週に続き、4区北側の大溝跡の掘り下げを行いました。深さは約60cmほどで、やはり底面からも内耳土鍋の破片がまとまって出土します。
4区南側では、東西方向に伸びる2間×3間の掘立柱建物跡(SB225)が確認されました
いよいよ下屋敷遺跡の調査が始まりました。まずは重機械で表面の土を外していきます。
天王遺跡では柱穴が多数確認されています。順次記録をとっていきます。
この井戸枠は、深さ数十cmありそうです。
縄文時代後期の住居跡を掘り下げています。住居内から土器が多く出土しました。
住居跡の土器の出土状況です。縄文土器の文様の特徴から約3000~3500年前の縄文時代後期後半に属するようです。
9月21日に調査説明会を開催しました。当日、30℃を越す暑さの中、おいでいただいた皆さんに感謝いたします。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research