
鎌倉上遺跡の第2次発掘調査を開始しました。
写真は、調査前の状況です。遺跡は、米沢平野の田園地帯に位置しています。

昨年度の調査では、古墳時代前期(約1,600年前)の集落跡が見つかっています。

遺構の分布を確認するためのトレンチの精査を進めました。
溝や柱穴などが見つかっています。

見つかった遺構をトータルステーション(測量機器)で記録しました。

土の堆積を調べるため、壁の断面も記録します。

今週から重機を使ってトレンチを掘っていきます。
掘り下げた土から、水が湧きだしてくることもあります。

トレンチを掘り下げた後は、表面を精査して遺構がないか確かめていきます。

落とし穴状の遺構が見つかりました。等間隔に並んでいるのがわかります。

トレンチ掘りと並行して、地区割り杭へ標高の移動も進めます。
この日は、雨の中での作業となりました。

北原4遺跡の表土を重機で掘り下げています。
黒い土は畑の耕作土です。場所によっては1m以上耕作土が堆積しています。

重機で掘ったトレンチの壁や底を削ってきれいにしています。
壁を削ることによって土の堆積状況がよく分かります。

この日の調査が終わろうとしています。
深く掘り下げた場所にはロープを張り、不用意に人が立ち入らないようにします。
安全第一で調査を行っています。

B区:重機によるトレンチ掘りをしました。

A区:トレンチの面整理をしているところです。

清水遺跡(2)全景です。奥の丘のふもとまでが調査区です。

重機でのトレンチ掘りがだいぶ進み、手作業での面整理を行っています。
これから、遺構の検出、写真撮影、平面図・断面図の作成などを行っていきます

土が盛られている場所がトレンチを掘ったところです。
約1万平方メートルに32本のトレンチを設定しました。

トレンチの一つから赤く焼けた土が見つかりました。須恵器が出土しています。
平安時代の竪穴住居のカマドのようです。

今週は雨の日が多く、低い場所にあるトレンチには水がたっぷり溜まりました。
水が浅くなってきたら、箕(み)を利用して汲むと効率的です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research