
先週に引き続き、竪穴住居跡の掘り下げを行いました。

前の写真の竪穴住居跡です。住居を囲むように溝がめぐっているようです。

連休をはさんで、木曜日から再開です。秋晴れの下、作業が行われました。

土坑から出土した遺物です。完全体になる土器が多く含まれています。

竪穴住居跡を掘り下げました。写真手前と奥、四角い床面が、2棟重なりあう状態で見つかっています。
<西谷地地区>

以前ご紹介した、炭と焼土が見られる遺構の一部分を掘り下げています。余分な土を丁寧に取っていきます。

上の写真で紹介した遺構の内側です。表面だけではなく、内側にも焼土が見られます。

今週も柱穴の掘り下げを行いました。多くの柱穴が見つかっているため、同じような作業が続きます。

先週に続き、7区の調査を行いました。河川跡を掘り下げたところ、礫とともに多くの土器が出土しました。

こちらも河川跡から出土した土器です。残存状態がよく、すべて完全な形に復元できそうです。

竪穴住居跡と思われる遺構を掘り下げました。ここからも土器が出土しています。
<西谷地地区>

調査区南東側の様子です。足の踏み場が無いくらいに、柱穴が検出されています。

数多く検出されている柱穴のひとつひとつを、丁寧に掘り下げていきます。

調査区南東側で検出された遺構です。炭と焼土が多く見られます。

今週の作業状況です。新たに確認された3棟目の竪穴住居跡を掘り下げています。

この住居跡からも古墳時代の甕や壺の破片がまとまって出土しています。

住居跡の床面まで掘り下げた状態です。古墳時代の土器のほかに、住居の構築材と思われる炭化した材が出土しています

図面作成も残りわずかです。この日は空がとてもきれいでした。

撤収の様子です。調査中に使用した器材をトラックに積み込んでいます。

5月13日から始まった南口A遺跡の発掘調査は、9月16日に無事終了しました。ご協力を賜りました皆様、そして雨の日も風の日も働いていただいた作業員のみなさん、本当にありがとうございました。

今週はラジコンヘリによる空中撮影を行いました。

調査区の南側から撮影した全景写真です。

金曜日に行った現地調査説明会の様子です。多くの方に来ていただきました。

調査区の北側では、竪穴住居跡が2棟確認されました。どちらも方形で、手前の住居跡で一辺3.5mを測ります。

竪穴住居跡からは、古墳時代前期の遺物が出土しています。住居跡の端からは押し潰れた状態の甕(かめ)がまとまって出土しています。

今週の水曜日に窪田小学校の6年生の皆さんが遺跡の見学に訪れました。調査員の解説に真剣に聞き入っていました。

掘り下げ作業の様子や出土していた遺物を近くで見てもらいました。実際に作業を体験し、どんなものが出てくるか熱心に質問していました。

調査が終了した8区・9区・10区の埋め戻しを行いました。

7区の面整理の様子です。すでに見つかっている遺構は、石灰を水で溶いて直接地面に線を引いてあります。

遺構の掘り下げを行いました。写真手前では、竪穴住居跡と思われる遺構、奥では河川跡を掘り下げています。
<西谷地地区>

調査区北側にある2区画の発掘調査がひと段落ついたので、調査区全体の写真を撮影しました。アルミタワーを建て、高所から撮影をしました。

これが調査区北西側の全体の様子です。中央に溝跡があり、柱穴も数多く見つかっています。

調査区北東側の全体の様子です。こちらは暗渠の跡等が目立ちます。柱穴もいくつかありました。

溝跡を掘り進めたら底から杭と木材が出土しました。この場所に橋が架けられていたと考えられます。

いつも移植ゴテや両刃鎌などの道具を洗っている水槽です。水槽の中が土で汚れてきたので洗いました。

今週は、調査区北側の河跡の掘り下げ作業を行いました。

河跡を掘り下げている様子です。深さは70cm程で木製品が数点出土しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research