「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

鎌倉上遺跡(9月6日~9月10日)


土坑(SX133)の底面で確認された遺物の出土状況です。
木製品が多く出土します。


土坑から出土した木製品になります。
大きさは、長さ約60cm、幅約30cmで、底に足が付きます。
木を刃物などでえぐり、窪みをつけて作った刳物(くりもの)の容器と考えられます。


住居跡(ST104)カマド周辺の遺物の出土状況です。
カマドにかけていたと考えられる土師器の甕が複数見られます。


西谷地b遺跡(8月30日~9月3日)


B5区の竪穴住居跡が掘りあがりました。
完掘状況を記録するために、アルミタワーの上から遺構全体を撮影します。


竪穴住居跡から出土した遺物を取り上げています。
くずれそうな状態なので、少しずつ丁寧に作業します。


完掘した遺構の高さを測り、平面図に記入していきます。


鎌倉上遺跡(8月30日~9月3日)


8月30日に窪田小学校6年生の皆さんが発掘調査の体験学習に訪れました。
遺跡の解説に真剣に聞き入っています。


発掘体験の様子です。
とても暑い日でしたが、皆さん一生懸命発掘調査に取り組んでくれました。


ST105住居跡のカマド跡の調査状況です。
写真奥が火をたいた焚口(たきぐち)になります。
煮炊きに使った甕が押しつぶれた状態で出土しています。


西谷地b遺跡(8月23日~8月27日)


焼失住居跡の精査をしています。
炭化材を残して土の部分を掘り下げていきます。


炭化材の検出状況です。
向かって左手前は焼土が広がり、
右手側には建築部材と思われる炭化材が認められます。


炭化材の広がりを写真と図面で記録した後で、
さらに床面まで掘り下げていきます。


馳上遺跡(8月23日~8月27日)


大型竪穴住居跡から出土した須恵器の壺です。
口の部分を中心として良好な状態で残っていました。


空中撮影用のラジコンヘリです。
調査の完了した調査区の撮影を行いました。


12区・14区に位置する掘立柱建物跡です。
農業用水路を挟んだ両側に柱穴がひろがる様子が見て取れます。


鎌倉上遺跡(8月23日~8月27日)


102号住居跡の遺物出土状況です。
先週お伝えした住居跡と同様に、
炭になった住居の部材や土師器が多く出土します。


住居跡の東側で確認されたカマド跡です。
火を焚いた焚口(たきぐち)や、
カマドに据えた土器を支えるための支脚(しきゃく)が見えます。


住居跡からは、形の良く残った土師器の坏がまとまって出土しました。