連日雨が降り、泥をかき出しながらの調査となりました。
透閃石岩(とうせんせきがん)製で、裏側に研磨痕がある剥片が出土しました。これも、もともとは磨製石斧だったことが考えられます。先日発見された石斧とは異なる母岩のようで、石斧がもう一つあったことが示唆されます。
玉髄というガラス質で半透明な石材から割り出された、大きな剥片が出土しました。水で汚れを洗うと、きれいな色合いの石器に見えます。
山形で初めて後期旧石器時代前半期の磨製石斧が発見されたこともあり、県内外の旧石器を研究者が見学に来ました。