山形城三の丸跡第23次(9月12日~16日)


今週も7区南側の調査を行いました。


主に近世の遺構を掘り下げ、並行して記録してます。


江戸時代の洗い場でしょうか。低い石組で、床面も石が組まれていました。


深い穴で、壁面に板材を立て4か所に杭を打って固定していた穴蔵のような遺構が発見されました。出土したのは近世の遺物ばかりなので、近世のものであると考えられます。


先週から掘り下げを進めた石組遺構を完掘しました。がっちりと壁面に石組が施されています。深さも70cmほどあり、床面が突き固められており、水場ではないと思われます。地下の貯蔵施設なのでしょうか?近現代の遺物が出土したことから近年まで使われていたようです。