中山地区センター見学会(2月26日~28日)

センターの引越しのご挨拶もかねて、中山地区にお住まいの方々を対象に
センターの見学会を3日間行いました。
3日間で76名の方々がいらして下さいました。


最初にセンターの仕事の紹介です。
沿革から夏場の外での発掘調査の様子まで、
センターの主な業務を紹介しました。


センターの見学では整理作業の様子を見ていただきました。
久しぶりに訪れた旧小学校に皆さん懐かしそうに見学されていました。


整理作業途中の土器を見ていただき、昔の人々の生活の様子を
間近で感じていただきました。


遺物に文字を書く注記作業の見学では、
文字の細かさにため息と共に、「大変な仕事だね」という声がたくさんあがりました。


展示室の見学の様子です。
旧石器から近世まで時代順に並んだ遺物を熱心に見ていただきました。
皆さんやはり地元の「中山城跡」(近世)の遺物に一番興味を持っていたようです。


施設見学:中山地区『高齢者いきがい教室』(2月20日)


中山地区公民館『高齢者いきがい教室』の研修で21名の方が来センしました。
センターの紹介の後、自分たちの住む中山地区の遺跡、
「中山城跡」の発掘調査について職員が講演しました。


センターの施設見学では展示中の遺物を見ていただきました。
中山城跡から出土した遺物や、古墳時代の農具などを目の前に
皆さん興味津々でした。


センターの仕事の様子も見ていただきました。
職員に遺物の取り扱いなど様々な質問がありました。


職員研修(1月23日~28日)


4月に引き続き、整理作業や報告書作成に関する職員研修を行いました。
土器の実測図のとりかたの研修です。


写真撮影の研修では、報告書に使う遺物写真の撮影の仕方を
学びました。


報告書作成の研修として、デジタルでの文書編集について
研修を行いました。


また奈良文化財研究所研修に行った職員から報告を兼ねた
研修会も行いました。


第4回地面出し競争(2月24日)


2月24日大蔵村肘折温泉で行われた「第4回 地面出し競争 World Cup in 肘折」に
埋文センターのチームが参加しました。


『いかに速く雪を掘って地面を出すか』を競います。
普段の発掘調査で鍛えた腕の見せ所です。


今世紀最大の寒波のなか、約50分弱でようやく地面にたどりきました。


見事世界ランク22位に輝きました。


お知らせ:理事会・評議会が行われました(1月23日)

1月23日(水)に第3回理事会・第2回評議会が行われました。

1.平成24年度の業務執行状況について
2.施設移転について
以上2点について報告されました。

評議会閉会後には、今年度発掘調査を実施した中から、
・山形城三の丸跡第11次調査(山形市)
・八反遺跡(村山市)
・押出遺跡(高畠町)
・清水西遺跡(村山市)
以上4遺跡について成果報告が行われました。


企画展 『古墳時代のくらし』 東紅苑(東根市)

東根市の東紅苑にて企画展『古墳時代のくらし』を開催しています。

古墳時代の人々が使っていた、土師器や木製の農具といった日常の道具や、
漆塗りの櫛や勾玉などの装身具などを展示しています。


木製の又鍬(藤治屋敷遺跡)


勾玉(川前2遺跡)

今から約1700~1300年前、新しい技術が次々ともたらされた時代の
人々のくらしの様子を間近でご覧ください。

[開催期間]
平成25年1月15日(火)~2月15日(金)

[開館時間]
午前10時~午後4時

[開催場所]
山形県身体障がい者保養所 東紅苑 1階ホール (東根市温泉町2-16-1)
地図


「西ノ前遺跡展 ~国宝『縄文の女神』がうまれたムラ~」 山形空港

『縄文の女神』が国宝に指定されたことを記念して山形空港で展示会を開催しています。

「西ノ前遺跡展 ~国宝『縄文の女神』がうまれたムラ」というテーマで、
国宝とともに出土した縄文土器や石器と、『縄文の女神』のレプリカを展示しています。

美しいプロポーションの『縄文の女神』(レプリカ)をゼヒ間近でご覧下さい。

また女神をうみだしたムラから出土した縄文土器や石器も展示しておりますので、
西ノ前遺跡に生きた縄文人の様子もあわせてご覧下さい。。

[開催期間]
平成24年12月28日(金)~平成25年1月31日(木)

[開館時間]
8時~18時30分

[開催場所]
山形空港ビル 2階多目的ルーム (地図


押出遺跡5次(12月17日~20日)


悪天候のなか、晴れ間をねらって、調査区全体の写真を撮影しました。


新たに掘削した調査区では、柱と考えられるかなり太い打ち込まれた樹木が見つかりました。
写真撮影後に、どのくらいの深さまで打ち込まれていたのか、樹木の周りを掘って確かめました。
吹雪のなかでの作業となりました。


東京大学の辻誠一郎先生ら、古環境を研究する方々が調査現場に訪れました。
吹雪のなか、当時の古環境を調べるために、樹木や土壌をサンプリングしました。


調査は、20日に無事に終了しました。撤収作業も吹雪の中でした。
押出遺跡第5次調査では、住居跡は見つからなかったものの、けつ状耳飾りや漆塗り製品、
木製品など、多くの縄文時代前期の貴重な遺物が発見されました。
発掘調査にたずさわった作業員、関係者の皆さま、ご協力ありがとうございました。


平成24年度 発掘調査速報会 (12月16日)


12月16日(日)に村山市の甑葉プラザで発掘調査速報会が開催されました。
約230名の来場者をむかえ、今年度の調査の成果を多くの方々に報告させていただきました。


スライドを使って各遺跡の調査内容を発表しました。
皆さん各遺跡の特徴や成果報告に、熱心に耳を傾けていました。


展示スペースでは、今年度発掘したての遺物を展示しました。


蝉田遺跡の展示コーナーでは須恵器や祭祀に使われたと考えられる木製品を
目の前に調査員の説明を受けていました。


山形城三の丸跡の展示コーナーです。
陶磁器などを間近に皆さん興味津々の様子です。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research