「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

馳上遺跡(9月27日~10月1日)


掘立柱建物跡の精査をしています。
手をいっぱいに伸ばしてようやく底に着くほどの深さです。


掘立柱建物跡の柱穴の一つです。
柱穴の底面近くには、
柱の基礎に用いられたと思われる礎石が残っていました。


竪穴住居跡の床面検出状況です。
この住居跡にはカマドがありませんが、
住居の中央部付近では火を使用していたと思われる痕跡が残っていました。


西谷地b遺跡(9月27日~10月1日)


先週末から遺跡内を通る工事用道路の移設が始まり、
調査は終盤をむかえています。


調査区南端で検出された竪穴住居跡です。
ほかの住居跡とは逆の位置の北側にカマドの煙道が伸びています。


別の竪穴住居跡では、
カマドの脇で土師器の甕が潰れた状態で出土しました。


鎌倉上遺跡(9月21日~9月24日)


調査区南端の遺構を掘り下げたところ、竪穴住居跡であることが分かりました。
これで住居跡は合計12棟になりました。


住居跡から出土した小型の土師器です。
古墳時代の初め頃になりそうです。


9月23日に発掘調査説明会を開催しました。
あいにく雨のため、事務所で調査の成果を報告しました。


鎌倉上遺跡(9月13日~9月17日)


ST102住居跡のカマドの完掘状況です。
カマドの両袖や煙道が良好に残っているのが分かります。


調査区東側に広がる遺物包含層の様子です。
以前お伝えした黒漆を塗った櫛や、
勾玉形の石製模造品が出土した地点になります。


調査区北側の竪穴住居跡群の様子です。
手前にST105住居跡、奥にST102~ST104住居跡が見られます。
いずれの住居跡もカマドがつきます。


馳上遺跡(9月6日~9月10日)


17区河川跡の完掘状況です。
遺物とともに、かなり大きな流木も見つかりました。


18区の様子です。
下段段丘地形に堆積したと思われる比較的新しい堆積層に
トレンチを設定して掘り下げを行っています。


堆積層(上の写真)から出土した櫛(くし)と漆器です。
しかし全体的に遺物はわずかで、
古いものから現代のものまでが入り混じっています。