先週お伝えした河川跡の全景です。断面を見るためのベルトを残し、完掘しました。
分層作業をしているところです。土の堆積状況を見ながら層を分けていきます。
先週お伝えした河川跡の全景です。断面を見るためのベルトを残し、完掘しました。
分層作業をしているところです。土の堆積状況を見ながら層を分けていきます。
斎藤家調査の様子です。柱の跡などを掘っています。
斎藤家調査区内の柱の跡です。底に石が残っていました。この上に柱を建てたと考えられます。
前々回掲載された草刈家調査区内での木枠の進行状況です。周りを掘り進めると、水路のようになっています。来週は、どのように広がるかを調査していきます。
この季節、置賜地方は霧に包まれる朝が増えてきます。10時過ぎまで霧が晴れないこともあります。
以前見つかっていた溝の続きが拡張部分でも見つかりました。中世前期の遺物が出土します。
溝が掘りあがりました。何度も流れを変えていたようです。
調査も終盤を迎えました。来週25日(水)には調査説明会を行います。現在は、河川跡の掘り下げ作業などを行っています。箸のたっているところから土師器や須恵器が出土しています。
赤く焼けた遺構の断ち割り作業の様子です。焼けたところがどこまで広がっているかを調べています。
火起こしと勾玉の説明を聞きました。
当日は100名ほどの参加があり、みんな喜んで参加していました。
勾玉石に鉛筆で下書きをしてヤスリで削っていきます。
最後はもみがらに火をつけたところに芋を入れて全員で焼き芋をしました。
行司免遺跡第3次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。
日時 平成18年10月28日(土) 午後1時〜3時
場所 鶴岡市大字水沢字行司免 行司免遺跡地内 地図
成果
行司免遺跡は、奈良時代終わり(8世紀末)から平安時代前半(10世紀)にかけての遺跡で、4月から調査を開始し11月末までの予定で行っています。
調査成果としては下記のことがあげられます。
1 奈良時代から平安時代にかけての文化層が3面確認され、奈良時代から平安時代にかけての土器変遷の資料を得ることが出来た。
2 昨年度と同様に平安時代の木棺墓と、火葬に関わる施設が見つかった。特に火葬に関わる施設は当センターで室内調査を行っており、平安時代の火葬の一端を知る手がかりになると期待される。
3 鉸具(かこ)とよばれる帯金具の一部が見つかり、木棺墓や火葬に関わる施設との関わりが考えられる。
4 「穴太(あのう)」と墨書された土器が出土した。滋賀県に同様の地名がありその関連を追及することが今後の研究課題である。
備考 駐車場は調査区南側に準備してありますので、現地の誘導員の指示に従ってください。
問い合わせ
現場携帯 090-5354-8336
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301
下叶水遺跡の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。
日時 平成18年10月29日(日) 午後2時〜3時
場所 小国町字下叶水 下叶水遺跡発掘調査地内 地図
成果
下叶水遺跡は、縄文時代終末(約3,000年前)の遺跡です。今調査では、遺跡の中央を流れる河川跡や、その両岸に広がる集落跡や墓域が発見されました。集落跡からは、竪穴住居跡や建物の柱跡、貯蔵穴などが検出されました。また、集落の一部では、埋甕(うめがめ)が10基ほど集中して確認され、当時の墓域と考えられます。河川跡からは、多量の縄文土器や石器、土偶、石棒、装飾品が出土しました。今調査は、県内では少ない当期の集落構成が全体に分かり、多数の出土品からその組成や地域性を考える上で、貴重な資料を得ることができました。
問い合わせ
現場事務所 0238-65-2080
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301
川跡と思われる遺構を掘り始めました。土留めと考えられる板塀が検出されています。遺物の年代から近代頃まで機能していたようです。
遺跡全体を走る暗渠を掘り下げています。土管を埋めたものや籾殻を詰めたもの等があります。
今週から調査区南側の遺構精査に入りました。南側は固い礫の地盤が広がっており、掘り下げ作業も大変です。
南側の精査状況です。礫の地盤に黒い土が帯状に広がっています。ここには最近まで集落があり、住宅の基礎であるコンクリートや近代の陶器などが多く出土します。