今回の調査区は、ぶどう園だったところです。ぶどうの収穫を待って、第二期調査の開始です。
約6メートル幅の細長い調査区の表土を重機で除去していきます。
この区画からは、水道管敷設による撹乱が見られる以外、特別な遺構は検出されませんでした。
今回の調査区は、ぶどう園だったところです。ぶどうの収穫を待って、第二期調査の開始です。
約6メートル幅の細長い調査区の表土を重機で除去していきます。
この区画からは、水道管敷設による撹乱が見られる以外、特別な遺構は検出されませんでした。
RQ46出土状況 ST981から出土した石製の紡錘車です。
RP47出土状況 ST981から出土した須恵器の底です。裏に刻印があります。
A区ST981遺構精査 この竪穴住居跡は、残念ながら西半が道路の下に埋まっています。今週は、遺物を残しながら床面まで掘り下げました。石製の紡錘車や、須恵器の坏・甕が出土しています。
調査の終了した南側に工事用の仮設道路を作っています。
仮設道路の工事の間、遺構の測量を行ないました。
調査区の中央に流れている溝の断面を記録しました。最下層には水が流れていたことを示す砂が堆積していました。上層には砂と泥が交互に堆積しています。
遺物が土坑から出土したようすです。須恵器の坏や壷、甕、土師器の坏などの種類が見られます。
遺跡の広がりが確認されたことから、B区の拡張がはじまりました。拡張した面積は、約1,000㎡です。
今週から上大石家という新しい調査区の発掘を開始しました。どんなものが出るか楽しみです。
先週お伝えした遺構から伸びている溝を検出しました。どうやら配水用の溝のようです。
われらが頼もしい作業員さんたちです。秋も近づいていますが、まだまだ暑い日が続くので小まめに休憩をしています。
木枠井戸の現在の状況です。木枠がしっかり組まれているのが見て取れます。
柱穴の完掘作業を行っています。700基程あった遺構があっと言う間に掘りあがっていきます。
南北に細長いE区の中央部から北側にかけて調査が進みました。突然の降雨で冠水することもありましたが、予定通り作業が進んでいます。
E区の中央部に検出した幅5mほどの溝跡を調べました。深さが1m50cmほどもありました。遺物は陶磁器が数点出土したのみでした。
今年取り上げた木棺墓の周りを掘り下げていますが、どこも壊れていない土器が出土しました。
上の写真で紹介した土器をひっくり返したところです。裏面には「穴」「太」と考えられる文字が書かれていました
檜原遺跡第1次調査の説明会を開催します。
ぜひご参加ください。
日時 平成18年9月15日(金) 午後2時〜
場所 南陽市大字西落合 檜原遺跡第1次発掘調査地内 地図
成果
南陽市の西部・沖郷地区に所在し、遺跡中央を南北に走る上無川の自然堤防上に位置します。
今回は、遺跡の南西部を調査し、中世や近代の遺構・遺物が検出されました。特に南北に走り、L字に屈曲する区画溝からは、中世陶器も出土しています。その他、多数の柱穴が検出されました。
調査区南側の薬研堀以南には多数の建物跡が存在しており、当該地域を支配した有力者の屋敷跡などを想起させます。南側の区画からは瓷器系陶器などの遺物も出土しています。
これらの遺構・遺物は、当市中世史の1ページを飾るもので、以後の当地方の歴史認識に一石を投じる調査結果と言えます。
問い合わせ
現場携帯 090-1939-4341
埋蔵文化財センタ- 023-672-5301
B区の南側の遺構精査に入りました。ここからは何が見つかるでしょうか。
先週に引き続き、真赤に焼けた床面を持つ遺構その2です。奥のほうに溝状に掘り込まれたところがあります。