「置賜地方」カテゴリーアーカイブ

馳上遺跡第8次(7月11日~7月15日)

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川跡から平安時代の坏が見つかりました。
これらの遺物から平安時代の河川跡と思われます。

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週後半の雨で調査区内に大きな水たまりができました。
丁度河川跡の上に水がたまっており、当時の川の様子が偲ばれます。

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雨の合間を縫って、事務所周辺の環境整備も行っています。


元立北遺跡(7月11日~7月15日)

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元立北遺跡の調査が大詰めを迎え、調査区の完掘全景写真を撮影しました。

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調査区中央の竪穴住居は古墳時代の構築と考えられ、カマドや土坑・柱穴などが確認できました。
柱穴の一部には柱と思われる木製品が残存していました。

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掘りあがった状態の遺構の平面図を作成し、調査を終了しました。


壇山古窯跡群(7月4日~7月8日)

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窯の底には、直線的に割れた土器が敷き詰めてられており、排水溝として利用していたものと考えられます。

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今まで性格不明だった遺構が、県内ではほとんど類例のない、地下式の須恵器窯であることがわかりました。

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窯底からはたくさんの須恵器が出土しています。
2ヶ月間続いた調査も今週で終了です。
調査に携わった皆さんのご協力に感謝いたします。


八幡西遺跡(6月27日~7月1日)

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写真撮影の様子です。
デジタルカメラは背面の液晶モニターを見ながら、映像を拡大表示してピントを厳密に合わせます。
遮光して液晶を見やすくするため、黒い布をかぶって撮影しています。

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今週は地質の専門家を現場に招き、地層の見方や記録の仕方を指導してもらいました。
遺跡の成り立ちを叙述するには、層序学的な検討も欠かせません。