「2019(H31)年度」カテゴリーアーカイブ

谷地城跡(6月10日~14日)

今週は梅雨空のすき間をねらって高所からの全体撮影を行いました。高所作業車で20m上まで上がって撮影します。

南側の役場屋上から撮影したものです。区画のための溝と思われる黒いシミが規格的に並ぶのがわかります。

北東から撮影したものです。溝は東西に続き、画面奥で直角に曲がります。今後の調査によって、これらの性格が明らかになるでしょう。


谷地城跡(5月27日~31日)

今週から遺構検出をはじめました。地面を人力で薄く削りながら凹凸をなくして行きます。

作業を進めると、灰黄褐色の地山に黒いシミが円形や帯状に出てきます。これらは建物の柱穴や区画溝と思われます。

一晩降り続いた雨によって水浸しになってしまった調査区をバケツリレーで排水します。


谷地城跡(5月21日~24日)

5月21日に作業員さんの雇用開始式を行い、本格的に谷地城跡の発掘調査が始まりました。

調査区の土は、粘土質のため水はけが悪い上に乾燥するとガチガチに固まってしまいます。

調査区全面にブルーシートを張り、ぬかるみを作らないようにするとともに、乾燥を防ぎます。