北向遺跡第4次(7月10日~14日)


今週は夏日と梅雨空の極端な天候が続く中での作業でした。古代の洪水の堆積層の下から柱穴や火を焚いた跡が見つかっています。


この柱穴には先週(7/3-7)に報告したものと同じタイプのお椀が埋まっていました。


今回の調査の結果、遺跡の範囲が西側に続くことが明らかになったため、調査区を広げて作業を続けています。削平されて底面しか残っていませんが、建物の跡のようです。


北向遺跡第4次(7月3日~7日)


今週は猛暑日となる中での作業となりました。調査も佳境を迎え、多くの遺構や遺物が出土しています。こちらは平安時代の建物跡で、この時代に特徴的なお皿も出土しています。


これは古墳時代のお椀で、近くからは同じ時代の須恵器(6/19~23日に掲載)も出土しています。


ここからは同じような形をしたフタが並んで出土しました。何か意味があって埋めたのか、偶然なのか。今後の調査の進展が期待されます。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research