
今週は、調査区の南東にあたる3区の遺物包含層の掘下げを行いました。

3区の南側から、10cm程度の平たい川原石を並べて囲った、
石囲い炉が検出されました。

3区で検出された土器敷石囲炉(どきじきいしかこいろ)です。
石囲いの炉の中に縄文土器片がびっしり敷き詰められた炉跡です。
こうした炉の形は、縄文中期中頃に特徴的にみられるものです。
10月26日に『埋文まつり2014』を開催します

チラシ(PDF)

本物の土器で整理作業体験が出来ます。

これまで発掘した遺跡から選りすぐりの遺物を大公開!

弓矢で狩り体験もできます。
その他にも毎年大人気の勾玉作り、今年は琥珀の勾玉が作れます。
仮装写真館では昔の人になりきって記念写真。

毎年好評のスタンプラリーも開催!
素敵なハニワたちをゲットしよう!
日時:10月26日(日) 10:00~16:00
会場:山形県埋蔵文化財センター(地図)
ぜひお越しください

新庄市の新庄駅に併設される「ゆめりあ」にて、企画展『最上のあけぼの』を開催しています。
鮭川村の縄文時代の遺跡、小反遺跡から出土した石器や、
ユニークな文様の土器を展示しています
[展示期間]
平成26年9月5日(金)~10月6日(月)
[展示時間]
5:00~24:00
[展示場所]
最上広域交流センター ゆめりあ 2F ストリートギャラリー

「埋文やまがた 53号」を刊行しました。
ご一読ください。

朝日少年自然の家の企画「縄文食キング―」に出前授業。
皆さん、午前中には魚のつかみ取りや縄文鍋クッキングを体験したそうです。
うらやましい~

さて、縄文クッキー体験です。
ますは敲石(たたきいし)でくるみ割り。
縄文服がしっくりきますね。

どんぐり粉、水などを混ぜ合わせて焼きます。
初めてのお味?なかなか好評でした。

蔵王第二小学校の2年生の親子行事で体験学習を行いました。
初めて見る本物の土器に子供たちもお父さん・お母さんたちも興味津々です。

弓矢で狩りに挑戦です。
上手く倒せるかな?

縄文食体験ではまずクルミ割りをやりました。
割ったクルミの中身を丁寧に取り出します。

クルミとドングリの粉を混ぜたクッキーづくりです。
香ばしいにおいに食欲がそそられます。

山形市小学校教育研究会で小学校の先生たちを対象として体験を行いました。
山形市から出土した各時代の遺物を見てもらいました。

体験では整理作業の一つ、縄文土器の接合作業に挑戦です。
無数の土器の破片から接合するものを見つけるのに四苦八苦です。

もう一つ拓本も体験してもらいました。
さすが先生たち、みなさん上手に作業を行っていました。

大溝を完掘しました。写真撮影も完了。
あとは平面図に記録するだけです。

3区からは比較的に新しい陶磁器類が出土します。
「木俣牛乳店」というところの「5勺」(1合=10勺)サイズの瓶です。
高級食品だったのですね。

3区を面整理したところ、怪しい土質変化のラインを確認したので、
サブトレンチを入れて確認作業をしています。
来週も継続して掘り下げを行います。

N-1区の、金箔瓦が出土したのと同じ土坑から、
面白い模様の陶磁器が出土しました。

作業員が掘っている所が、陶磁器の出土した場所です。

N-2区からも、貴重な遺物が多数出土しているので、
出土状況の記録写真を撮っています。

柱穴の跡をタワーから撮影しました。

道路南側の調査区の表土を重機で剥いでおります。

南側の調査区も、高速道路の予定地をはさんで東西に分かれます。
これは東側の調査区です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research