8月以来、一時休止していた発掘調査を再開しました。
新たな調査区は、前回の調査区の南側となります。
表土除去後、面整理を行いました。
10月24日(日)、隣接する清水遺跡(1)と合同の調査説明会を開催しました。
約80名の皆様にご参加いただきました
西谷地b遺跡・馳上遺跡の発掘調査説明会を開催します。
多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
発掘調査説明会案内チラシ(PDF 168KB)
案内用地図(PDF 128KB)
西谷地b遺跡:遺跡全体の様子(北西から撮影)
馳上遺跡:遺物出土状況
調査遺跡:西谷地b遺跡(にしやちbいせき)・馳上遺跡(はせがみいせき)
開催日時:平成22年11月13日(土) 午後1時30分から
開催場所:米沢市大字川井・西谷地
当日は西谷地b遺跡発掘調査現場にご集合ください。
お願い:自動車で来られる方は、係の者の誘導に従って駐車してください。
西谷地b遺跡から馳上遺跡までは、徒歩で移動します。
地図を表示する
当センターでは、公益財団法人への
移行認定を目指しております。
10月18日に行われました理事会・評議委員会において、
公益法人最初の評議員の選任方法案の承認を受けました。
また、新制度に適合する定款の変更案の提示を行いました。
今後は、平成23年度の移行認定申請に向けて、
引き続き準備を進めていきます。
ようやく器材庫が搬入されました。
器材庫は、建材を現場で組み立てるのではなく、
あらかじめ折りたたまれたパーツを箱のように展開していき、完成させます。
東側の調査区では、平板を用いた測量が開始されました。
遺構の形や分布状況を図化していきます。
西側の調査区では、遺構検出のため、
三角鎌を使って丁寧に地面を削っていきます。
調査区全体の写真撮影をするためにタワーを組んでいます。
高所での作業になりますので安全第一を心がけます。
タワーの上から撮影した調査区全体の様子です。
遺構の検出はほぼ終了したので、
これからは遺構の掘り下げが始まります。
住居跡らしき遺構を掘り下げています。
十字形に糸が張ってある部分は、
土層を観察するために掘らずに残しておきます。
河川跡のなかで検出された遺構を掘っています。
赤い焼土を含む遺構です。
河川跡を全体的に掘り下げる前に、
なかで検出された遺構部分の記録をとっていきます。
遺構平面図を作成しています。
高低差があるので気をつけながら測量しています。
今週は北原4遺跡で出土した土器を紹介します。
この土器は古代の須恵器で、
調査区の中でも、最も標高が高い地点で出土しました。
10月も残りわずかとなり、午後4時を過ぎると太陽は山影へ隠れてしまいます。
調査も大詰めとなり、作成した平面図の確認作業を行っている様子です。
河川跡の土層断面図を作成しています。
今週は記録作業に重点を置いて作業しました。
奥では河川跡の拡幅をすすめ、
手前では土層の特徴と堆積状況を観察して記録しています。
河川跡には十和田火山のものとみられる
灰白色の火山灰が厚く堆積しています。
河川跡の各層からサンプルを採集しました。
調査終了後に、理化学分析を行う予定です。
竪穴住居跡が見つかった
調査区の北西部分で拡張作業を行いました。
住居跡を掘り下げると、いろいろなものが出てきます。
写真はカマドから土師器の甕や坏がまとまって出土した状況です。
また、別の住居跡からは鉄製の刀子(とうす)が出土しました。
遺構精査がすすむと、その都度記録作業も大忙しです!
先日ようやく表土を除去した調査区です。
竪穴住居跡と溝跡、柱穴が検出されました。
手前が西谷地b遺跡、奥が馳上遺跡の調査区です。
道路をはさんで隣どうしなので、ときどき遺跡の情報交換を行います。
溝跡から一個体に復元できそうな土器が出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research