
秋雨の晴れ間をぬって、土のうを作っています。
土量のポイントは、軽すぎず重すぎないようにすることです。

今週も先週に引き続き遺構の掘り下げを行いました。
調査区の北側に移るにつれ、遺構の数も多くなってきました。

掘り下げた遺構は写真と記録を取ります。
写真を撮る前に遺構の中と周囲を丁寧に掃除します。

雨や夏の強い日差しから遺構を守っていたシートを洗っています。

今週は北原2遺跡のトレンチ調査を行いました。
場所は遺跡範囲の南端部で、もっとも高くなっている地点です。

調査区の全景です。
雨天時に調査区が荒れないように
河川跡など遺構の上にブルーシートをかぶせています。

雨天後の排水作業です。
地形が山に挟まれた谷なので、
雨天後の湧水が多く大変です。

平板で遺構配置図を作成しています。
晴天時は記録用紙が反射して見にくくなるのを防ぐビーチパラソルも、
時折降る雨を防ぐためにさしています。

不安定な天気が続きました。
雨の合間に調査区の草刈り。
葛、すすきは‘秋の七草’だそうです。

土師器、須恵器の破片がたくさん見つかり、慎重に検出しています。
もうすぐ遺構が見えそう。
来週はよい天気が続きますように!

溝跡の一部に火山灰が堆積していました。

火山灰のある範囲を図面に記録します。

火山灰の周辺からも遺物がたくさん出土しています。
火山灰の下から何が出てくるか楽しみです。

ラジコンヘリを飛ばして遺跡・遺構を空中撮影しています。

松橋遺跡での発掘調査説明会の様子です。
掘立柱建物跡の説明をしています。
多くの方に来ていただきました。

今週からは新たに16区の調査を開始しました。
16区では竪穴住居跡、掘立柱建物跡、河川跡などが検出されています。

竪穴住居跡の精査をしているところです。

竪穴住居跡から出土した遺物です。
土師器が中心のようです。

調査区南端の遺構を掘り下げたところ、竪穴住居跡であることが分かりました。
これで住居跡は合計12棟になりました。

住居跡から出土した小型の土師器です。
古墳時代の初め頃になりそうです。

9月23日に発掘調査説明会を開催しました。
あいにく雨のため、事務所で調査の成果を報告しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research