庄内空港ビルでの展示会は今年で3年目になります。今回は奈良・平安時代に焦点を当て、庄内地方で見つかった遺物や遺跡の写真パネルを展示しております。
この機会にぜひ御覧下さい。
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庄内空港ビルでの展示会は今年で3年目になります。今回は奈良・平安時代に焦点を当て、庄内地方で見つかった遺物や遺跡の写真パネルを展示しております。
この機会にぜひ御覧下さい。
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7区河川跡の掘り下げが続いています。
河川跡から、紡錘車(ぼうすいしゃ こまの回転力を利用して、繊維をねじって撚り合わせ、糸を紡ぐ道具)が見つかりました。中央の穴に棒を通して使用します。
10月31日(土)、発掘調査説明会を行いました。約50名の方々にご参加いただきました。
発掘調査説明会の準備をしています。調査区内に板を敷き並べて見学ルートをつくりました。
平成21年10月31日土曜日に馳上遺跡・西谷地地区の2遺跡の発掘調査説明会を行いました。これは、案内用の看板です。
発掘調査説明会参加者の皆様が、馳上遺跡から西谷地地区まで移動してきました。遺跡を目の前に概要を説明している様子です。
参加者の皆様は、実際に調査区のなかに入り、遺構を近くで見ながら調査担当者の詳しい説明を聞いています。
6区で見つかっている竪穴住居跡の1つです。右の写真は、カマド跡(〇囲みの箇所)を拡大したものです。カマドを構成する石組も出土しており、当時の使用状況をうかがい知ることができます。
6区で見つかった竪穴住居跡は、測量により詳細な図面を作成しました。
7区は、河川跡(水色の範囲)を掘り下げました。大量の土器が出土しています。
7区河川跡から見つかった土器の1つです。割れた箇所が全くない、完形の状態で出土しました。
この度、調査区南西側に無数にある柱穴の検出がひと段落ついたので、調査区全体の写真撮影を行いました。
これが調査区南西側の全体の様子です。外側に溝があり、全体的に柱穴があります。
この日は雨が降るなか、発掘作業を行いました。雨のなか頑張っているご褒美でしょうか、空にはきれいな虹が架かりました。
『馳上遺跡・西谷地地区』の発掘調査説明会を開催しますので、ぜひご参加ください。
◆日時
平成21年10月31日(土)午前10時~
◆集合場所
米沢市大字川井・西谷地(馳上遺跡・西谷地地区発掘調査区)
◆成果
馳上遺跡は、古墳時代中期と奈良・平安時代の集落跡です。今回の調査では、竪穴住居跡・掘立柱建物跡・土坑などの遺構と河川跡が確認され、土師器や須恵器などの遺物が出土しました。また、西谷地地区では中世の掘立柱建物を構成したと考えられる無数の柱穴が検出されたほか、大量の炭や灰が堆積した焼成土坑が見つかりました。
◆連絡先
財団法人山形県埋蔵文化財センター
馳上遺跡発掘調査事務所
担 当 須賀井新人・水戸部秀樹
TEL 090-1068-1844
TEL 090-1068-2751
より大きな地図で 米沢市大字川井・西谷地(馳上遺跡・西谷地地区発掘調査区) を表示
6区の調査の様子です。遺構の掘り下げが順調に進んでいます。
6区で見つかった竪穴住居跡の一部です。〇で囲んだ所は、かまど跡のようです。周囲からは、調理に使われたと思われる土器が出土しました。
7区は、遺構の記録作業がほぼ終了しました。土層の堆積状況を観察するため、わざと掘らずに残しておいた箇所を掘り下げ、遺構の完掘を行いました。
今週は、たくさん検出している柱穴の状況を記録するために、高い脚立に上り撮影を行いました。
上の方法で撮影した写真です。これでも調査区のほんの一部ですが、たくさんの柱穴があるのがわかります。
以前ご紹介した炭と焼土が多く見られる遺構ですが、遺構の状態等を確認するために、様々な部分を掘り下げています。