先週から雨の日が続いています。雨の日は草刈りなど現場周辺の環境整備を行っています。
遺跡の近くの畑では鶴岡市特産のだだちゃ豆がすくすく成長しています。
新たな調査区は広いため、先週から重機による表土はぎとりが続いています。はぎとったところから面整理を行いました。
早速遺構が見つかりました。方形の土色変化が見られ、竪穴住居跡と考えられます。
先ほど紹介した遺構から出土している土器です。甕がひっくり返っています。
夕立直後のようすです。東の空に七色のアーチが架かりました。
調査区北側から昔の河川跡が見つかりました。写真の右奥に見える黒色の土がある部分が河川跡です。
この日は朝からの雨で、作業員は休みにしましたが、重機械には雨にも負けずに表土除去を行ってもらいました。
遺跡調査区からネズミが飛び出してきました。もしかしたら、発掘調査でネズミの棲みかを奪ってしまったのかもしれません。
『作野遺跡』の発掘調査説明会を開催します。ぜひご参加下さい。
◆日時
平成21年7月26日(日) 午後2時~
◆集合場所 村山市大字楯岡字笛田
作野遺跡発掘調査事務所
◆成果
今回の調査では、縄文時代の終末である晩期(約3,000年前)の集落跡が発見され、小谷にはさまれた台地上に大型の竪穴住居跡や貯蔵穴群などが見つかりました。多量の土器や石器のほか、土偶や装飾品なども出土し、特に貯蔵穴からはほぼ完形の縄文土器が複数見つかりました。 特筆されることは、県内で希少な当時期の大型竪穴住居跡が確認されたことや、以前の調査と関連する当時の集落の住居や貯蔵穴など配置(集落構造)の一端が分かったことなどがあげられます。
◆連絡先
財団法人山形県埋蔵文化財センター
作野遺跡発掘調査事務所 TEL 0237-53-0866
現場携帯 TEL 090-2367-3736
担 当 植松暁彦・後藤枝里子
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『山形城三の丸跡(旅籠町)』の発掘調査説明会を開催します。ぜひご参加下さい。
◆日時
〇平成21年7月18日(土) 午前10時~
◆場所
〇集合場所:山形城三の丸跡(旅籠町) 現地
〇説明会場: 同上
◆成果
山形城三の丸跡の北東部の調査を行いました。今回の調査は、昨年度の調査区の東側で、三の丸の堀跡にあたる個所です。現存する山形城下絵図では、三の丸北東部の描写に差異が見られ、堀跡の場所が不鮮明でした。今回の調査で、初めて三の丸北東部の堀跡の場所を確定することができました。現在調査中ですが、堀の深さは2m以上に及ぶと思われます。堀跡の中からは、江戸時代後期を中心とする陶磁器、古銭、砥石や石鉢などの石製品が出土しました。
◆連絡先
財団法人山形県埋蔵文化財センター(上山市弁天二丁目15番1号)
TEL(023)-672-5301(代)
調査担当者 佐竹弘嗣 (現場携帯)090-1068-2151
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