
堀の深さを確認するために、1m20cmの幅で、石の下層を掘り下げました。

地下から水が湧いてきます。ぬかるんだ足場に注意しながらの作業となります。

白っぽい砂・砂利のところが、堀の底です。

赤瓦が出土しました。

川跡のすぐ脇から甕などが数個出土しました。甕のひとつには格子模様があります。

出土した土器を図面に記録しています。

調査区で体長15cmほどの大きなカマキリを発見。
『山形城三の丸跡(都市計画街路)』の発掘調査説明会を開催します。ぜひご参加下さい。
◆日 時
○平成20年10月2日(木) 午後2時~3時
◆場 所
○集合場所 : 現地調査事務所
○説明会場 : 山形城三の丸跡現地(春日町)
◆成 果
山形城三の丸跡は、中世・近世の城館跡です。遺跡は、三の丸の西側の出入口の一つ、飯塚口の近くにあります。
今回の発掘調査では、三の丸の堀跡の一部を確認することができました。三の丸の西側の堀については、初めての発掘調査です。堀跡からは、瓦、陶磁器、木製品が出土しています。調査によって、堀の勾配や深さなど、当時の様子がわかりました。
◆連絡先
山形城三の丸跡(春日町)調査事務所
担当 庄司隆志 ℡ 090-5590-2608
より大きな地図で 山形城三の丸跡第7次 を表示
担当 : 伊藤(邦)・菅原・山田・星

『蔵王みはらしの丘 まちびらき5周年記念フェスティバル』に出前授業で参画しました。(会場:みはらしの丘小学校体育館)

火おこし体験コーナー。親子で力を合わせて挑戦です。

石を使ってクルミ割りを体験。

新しい調査区です。
溝や柱穴が多数見つかっています。

離れた調査区です(I区)。山から尾根に当たります。
段のつくり出しなどはありませんでした。

上の尾根の反対側にトレンチを入れました。遺構や遺物は見つかっていません。

6区の埋め戻しを終了し、調査は7区に移りました。今までで最も広い面積です。調査が楽しみです。

7区の遺構検出状況です。三の丸時代の遺構から、古代の遺構まで60基ほど見つかりました。

三の丸の堀を掘り下げて調査しています。

深さ1.5mで、石や木が出てきました。ところどころに、遺物もあります。

下駄が出土しました。

瓦が出土しました。

川の跡から古墳時代の壺の上半分が出てきました。記録が終わったあと、この土器をあげると…

その中から、またひとつ甕が逆さまの状態で出てきました。

遺構の外からですが、古墳時代の甕が3つほど並んでつぶれた状態で出土しました。


チラシのダウンロードはこちらから(154KB)
埋文祭りの「かかし」も設置しました。


井戸の石組を外しました。底まで石が組まれていました。

石敷遺構も石を外しました。石敷きの下から17世紀前半頃の遺物が出土しました。石組井戸とほぼ同時期です。

新しい調査区に入りました。(M区東側)
幅の狭い地区ですが、土坑や柱穴、火を焚いた跡などが見つかっています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research