
7a区西部には、縄文時代の風倒木痕があります。その周辺から、縄文土器片が何点か検出されています。

左前方のやや黒ずんだ部分は、縄文時代の風倒木痕と思われます。左後方には、中世の建物址が確認されています。

7a区の東端(現在の住宅地に隣接する部分)は、水気を多く含む砂地の地盤になっています。昨年の一時調査で検出された柱材が、ここでも3点ほど検出されています。

3週間の2期調査も終盤を迎えました。今回の調査は、果樹園地帯を横切る約6m幅の調査区において実施されました。南陽市上野地区の遺跡の広がりが、おおよそつかめてきました。

河跡(SG2)の下から検出された遺構の精査を行いました。右側の河跡から15m程の範囲に遺構が広がっている様子がわかります。

河跡(SG1)近くの遺構の集中域で遺構を掘り下げてみると、石組みの柱穴や大型の土坑が確認されました。河沿いに当時の集落が広がっていたことがうかがえます。

調査区の東側で、右側の遺構は河跡(SG2)の下層です。河跡(SG1)から遠ざかると遺構が希薄になっていきます。

調査区の北西端からの全景です。写真奥は建設中の113号バイパスの盛り土です。そこから眺めると・・・

調査区全体を見渡すことができ、絶好の撮影ポイントです。

遺跡は河岸段丘上に立地しており、調査区の端部は元の河道にあたります。底の部分では常時湧水があるため、排水しながらの作業です。

E区の完掘状況です。細長い調査区で、建物跡と思われる柱跡群と、東西の溝跡を3本検出しました。

D区の全景です。D区から連なる溝跡がL字形に折れ曲がり東に延びています。また、大小のピットや土壙・井戸跡が検出されました。 以上、9月22日で檜原遺跡第1次の発掘調査を終了しました。

内耳土器という、とても重要な土器を発見して、作業員さんも満面の笑みです。

上大石家から東側を眺めた様子です。山々に囲まれたとてもきれいな景色です。

今週で上大石家の調査を終了しました。来週からはまた新しい調査区を発掘する予定です。

F区では古墳時代の遺物が出土するところが数カ所見つかっていましたが、最終的には遺構ではないと判断されました。

当初予定した調査の最終日を迎えました。今回の調査で見つかった大きな掘立柱建物跡です

C区のSX16から木簡が出土しました。文字は確認できていませんが、荷札等に用いられたものと考えられます。

以前ご紹介した、D区の東側角の地区を精査したところ、住居跡(ST5)であることがわかりました。床の部分には、粘土が貼ってあるようです。

先ほどの住居跡(ST5)のすぐ隣からも、土器の大きな破片が出土しています。

今週から南田遺跡の調査が開始されました。これは重機を使用して遺構が見える面まで土を取り除く作業です。

面整理を行っています。土の違いをきちんと見分けるために行う作業です。

B区 土壙の精査をおこなっています。土師器の破片が出土しています。

C区SG160 河川跡にトレンチを入れて掘り下げます。

C区SG160の包含層からは、土師器の坏・甕の破片などが出土しています。

調査状況を撮影するために地面をきれいにしています。

白いラベルが集中している箇所が先週紹介した遺物が集中している地点です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research